「北朝鮮に韓国軍捕虜４９６人が生存」国防部

韓国政府の集計によると、北朝鮮内にいる韓国軍捕虜のうち、生死事実と身元情報を確認できた人は総１１５５人だ。政府が朝鮮戦争（１９５０〜１９５３）以降、韓国軍捕虜を４万１９７１人と推定し発表したことはあったが、具体的な生死事実と身元情報を確認したうえで韓国軍捕虜数を公表したのは、今回が初めてだ。

国防部が２４日に公開した関連資料によると、今年８月末現在、北朝鮮には４９６人の韓国軍捕虜が生存していて、死者は４８４人、行方不明者は１７５人だ。国防部当局者は「北朝鮮亡命者と北朝鮮脱出者、朝鮮戦争時に行方不明になった軍人の韓国内親類の供述などに基づいて、北朝鮮に抑留されている捕虜数と彼らの生死、身元情報を把握したが、当事者の人権を保護するとのレベルから名簿は公開せずにいる」と述べた。一方、資料によると、ここ５年間で、北朝鮮からの脱出を図り、帰還に成功した韓国軍捕虜は３２人だ。

尹相虎 ysh1005@donga.com