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崔導術氏、SK資金の一部を生活費にも

Posted October. 24, 2003 23:32,   

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「SK秘密資金」事件を捜査している最高検察庁中央捜査部(安大煕検事長)は24日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の側近だった前大統領総務秘書官の崔導術(チェ・ドスル)容疑者が、昨年の大統領選挙後、SKから受け取った秘密資金11億ウォンのうち、6億7000万ウォンを大統領選挙の借金返済と生活費などにあてた情況証拠を確保した。

また検察は、崔容疑者がSK秘密資金1億ウォンを借名口座に回し、保管している事実を明らかにし、崔容疑者が秘密資金を借名口座に振り込んだ経緯を調べている。

検察は、崔容疑者が11億ウォンのうち、現金と小切手を含む3億9000万ウォンだけを親戚などから借りた大統領選挙の借金返済と生活費などにあてたと主張しているが、種々の情況からして崔容疑者が使った金額はそれ以上になるとみて捜査している。

検察は同日午後、崔容疑者がSKから受け取った11億ウォンの使途などに対する中間捜査結果を発表した。それによると、崔容疑者は大統領選挙直後の昨年12月末、孫吉丞(ソン・ギルスン)SKグループ会長から1億ウォンもの譲渡性預金証書(CD)11枚を受け取り、盧大統領の高校先輩である李ヨンロ(63)夫人の口座に振り込んだ。これは現金3億ウォンと小切手8億ウォンとで引き出された。

検察は、崔容疑者が小切手8億ウォンのうち、1億8000万ウォンを2000万ウォンのCD4枚と100万ウォンの小切手100枚にして保管していたのを押収しており、小切手1億ウォンが借名口座に振り込まれた事実も明らかにした。

崔容疑者は、押収された1億8000万ウォンは現在脳梗塞で意識不明状態である李氏のものだと主張し、自らの責任を否定していると検察は伝えた。

また検察は、李氏が残り4億3000万ウォンのうち、1億ウォンを釜山(プサン)にある大学で教授をしている夫人の研究費として支援しており、子ども名義の株式1億ウォン分を購入した事実も確認した。

検察は、崔容疑者の2次拘束期限が満了する11月初めまでに、用途不明の2億3000万ウォンと崔容疑者が選挙の借金返済などで使ったと主張する3億9000万ウォンなど、計6億2000万ウォンの行方を追跡することにした。

検察は、崔容疑者が大統領選挙後にSK以外の企業などからも不法資金を受け取ったとされる疑惑については「一部小額の現金授受を除けば、現在まで確認されていない」と明らかにした。



丁偉用 viyonz@donga.com