ハンナラ党の崔燉雄（チェ・ドンウン）議員が昨年１０月にＳＫグループに政治資金を要請し、金額は特定せずに「多いほどいい」という意思を伝えたことが明らかになった。
また、崔議員は金昌根（キム・チャングン）当時ＳＫグループ構造調整本部長からカネを受け取ったが、ライトバンにカネを積んでいったハンナラ党の幹部は李載賢（イ・ジェヒョン）前財政局長で、李前財政局長は崔議員の指示に従って動いたという。
ハンナラ党の金杞培（キム・キベ）財政委員長は２５日、本紙取材チームに会って「最近、崔議員と李前局長に会って、このような話を聞いた」と話した。金委員長は、００〜０１年の事務総長時代、李前局長の直属の上司であり、崔議員は選挙当時財政委員長として李前局長に指示できる位置にあった。３人はいずれも京畿（キョンギ）高校の先輩・後輩の関係だ。
金委員長の説明は、崔議員がこれまで「党の財政局でカネを受け取るように言われた。カネも持っていった」と言って自分は単なる仲介者の役割だったと主張したこととは違い、崔議員の役目が大きかったことを示唆する。
金委員長は、「崔議員は当初、ＳＫグループに支援規模について『多ければおおいほど良い』という意思を伝えた」とし、「崔議員が、グループから秘密資金１００億ウォンのうちの１回分２０億ウォンを１億ウォン入りのビニール袋２０袋に入れて受け取った時、『ビニール袋がとても小さい。５０００万ウォン程だな』と思ったと言った」と伝えた。
金委員長はまた、「崔議員が初めて接触したＳＫ側の人物は、孫吉丞（ソン・ギルスン）会長ではない」と話した。
一方、李前局長は崔議員の指示を受けて、職員とともに崔議員のソウル龍山区東部二村洞（ヨンサング、トンブイチョンドン）のマンションの地下駐車場にライトバンで行った。このカネはすぐに汝矣島（ヨイド）のハンナラ党本部に送られ、銀行には入金されなかったという。
さらに金委員長は、「李前局長がカネを受け取りに崔議員の自宅に行く前後、上司である金栄馹（キム・ヨンイル）当時事務総長に報告したという話は聞いていない」と説明した。
そして、ＳＫから受け取ったカネは、直ちに数千万ウォンずつに分けられ、地方党に現金で渡されたものと把握しているとつけ加えた。
金昇鍊 srkim@donga.com
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