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北朝鮮、「安全保証の文書化」に「考慮の用意」

北朝鮮、「安全保証の文書化」に「考慮の用意」

Posted October. 26, 2003 22:47,   

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北朝鮮は、20日に開かれた韓米首脳会談でブッシュ米大統領が明らかにした「6者協議の枠組での安全保証」案に対して、考慮する用意があると25日明らかにした。

北朝鮮外務省スポークスマンは同日、中央通信社の記者の質問に対して、「ブッシュ大統領は、先日タイで行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、我々に不可侵を書面で保証する用意があると言い、6者協議を開催しようと言った」と答え、このように明らかにした。

同スポークスマンは、「ブッシュ大統領の発言が、我々と共存しようという意図から出たもので、同時行動原則に基づいた一括妥結案の実現に肯定的に作用するなら、考慮する用意がある」と語った。

さらに「我々のこのような立場は、北朝鮮と米国が同時行動原則に従って問題を一つひとつ解決していく過程を通じて信頼を暈ね、共存の基礎を築くことができるという期待から出発している」として、「我々は、すでにニューヨークの国連代表部を通じて米国と接触し、真意を確認している」とつけ加えた。

同スポークスマンは、しかし「同時行動原則を受け入れる意思が確認されない限り、現状態で6ヵ国会談について語るのは時期尚早だ」と線を引いた。

韓国政府当局者はこれと関連して、「北朝鮮の反応は、韓米首脳会談後に出たもので、北朝鮮核問題の平和的解決の展望を明るくする鼓舞的なものと評価する」とし、「政府は、次回6者協議の早期開催と協議の具体的な進展に向けて、関係国家と緊密に協議していく」と語った。



金影植 spear@donga.com