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住宅担保比率の縮小、不利益は「江南」より「江北」

住宅担保比率の縮小、不利益は「江南」より「江北」

Posted October. 27, 2003 23:13,   

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会社員の朴さん(37)は3年前、A銀行から7920万ウォンの融資を受けて、ソウル蘆原区上渓洞(ノウォング・サンゲドン)にある33坪のマンションに入居した。

朴さんは先日、融資金の満期が渡来したという電話を受けて、満期延長のためにA銀行の融資担当者を訪ねた。

行員は「不動産担保融資認定比率(LTV)が3年前の80%から現在60%に低くなっており、満期延長の時もそのまま適用される」とし「60%を超える420万ウォンを返済するか、年間0.2%の金利をさらに払わなければ満期延長ができない」と話した。

朴さんの住むマンションが3年前、1億2900万ウォンから現在1億6500万ウォンに小幅ながら上昇し、担保融資が可能な金額は3年前の7920万ウォンから現在7500万ウォンに減ったからだ。

一方、朴さんとほぼ同じ時期にA銀行から1億8000万ウォンの融資を受けて江南区大峙洞(カンナムク・テチドン)にある33坪マンションを購入したチョンさん(43)は、融資金の一部返済や加算金利を払わなくても満期延長となった。

チョンさんの購入したマンションが3年前の2億5500万ウォンから6億500万ウォンに急騰し、新しいLTVを適用しても融資限度が3億ウォンを超えるからだった。

銀行の担当者は、チョンさんに融資限度がかなり残っているとし、さらに融資を受けることを勧めていた。

各都市銀行が満期になった住宅担保融資金の満期延長条件を強化しているなか、ソウル江南地域の居住者は規制から外された反面、江北(カンプク)地域の居住者はむしろ不利益を被っている。

江南で活動する不動産投機家を狙った政府の住宅価格安定対策が、善意の実際の居住者に被害を与えているわけだ。

27日、金融界によると、国民(クンミン)銀行は最近満期になった住宅担保融資に対して、融資を受けた人の返済能力などに基づいて算定した「期限延長等級」が低く出た人には融資金の一部を返すように求めている。

ハナ銀行は、住宅担保融資の満期延長のとき、LTVを新たに算定して60%以上なら超過金額を返済させるか、0.2〜0.4%の加算金利を払わせるうようにしている。

新韓(シンハン)銀行も、LTVが80%以上の満期住宅の担保融資について融資金の一部を返済すように求めている。

ウリィ銀行は、今年末までは従来の条件で満期延長をするものの、来年からは新規融資に適用するLTVをそのまま適用する方針だ。



申致泳 higgledy@donga.com