「学生の漫画祭り、富川(プチョン)国際大学アニメーション・フェスティバル(PISAF)にお越しください」
第5回PISAFが、8〜12日、京畿道富川市ポクサゴル文化センターで開かれた。今回のPISAFには、21ヵ国から大学生やアニメーション学校の学生の作品299編が出品された。本選進出作45編は、プロ作家の作品と比べて素材や技術面で劣っていないと評価されている。賞金1000万ウォンを受け取る大賞受賞作は11日に決まる。
昨年のPISAFには、25ヵ国から約200編の作品が参加し、森田宏幸監督の「猫の恩返し」が開幕作で、観覧人員は約9万人だった。
今年の開幕作は、フランス初の3Dアニメーション映画「カエナ」。「アクシス(Axis)」という100マイル(160km)の長さの木が徐々に枯れるや、少女「カエナ」が木に頼って暮らす村を助けるために冒険するという話だ。4年間、約200億ウォンをかけた大作で、1200の合成イメージが、夢想的な雰囲気をかもしだす。「カエナ」の声は映画「ブリング・イット・オン」「スパイダーマン」の女主人公だったキルスティン・ダンスト。
92年、「Manipulation」でアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したダニエル・グリーヴスの特別展も目を引く。ここでは、彼の代表作「Manipulation」「フラット・ワールド」「ロッキング・アンド・ローリング」やCM作品など24編を披露する。
国内では目にできない長編アニメーションも注目される。イタリア3Dアニメーションの「The Egg」がその一つで、フランスANSI国際漫画フェスティバルの上映作で人気を呼んだ作品だ。宮崎駿監督の1986年作「天空の城ラピュタ」も国内で初めてフィルム上映される。
デジタル映画やアニメーションを紹介する映画祭「レスペスト」に出品されたアニメーションのミュージックビデオ16編、日本アニメーションの傾向を示す日本学生アニメーション映画祭(ICAF)の今年の受賞作17編も登場する。
この他に、アニメーション映画「マリイヤギ」で有名なイ・ソンガン監督の短編「今日」などの最新国内短編10編も注目に値する。
9日午後1〜3時にポクサゴル文化センターで、小中高の学生たちを対象に漫画を描く大会が開かれ、12日午後1〜4時半に韓国漫画アニメーション学会の主崔で、「ディズニー・アニメーションの経済的戦略」などをテーマにした学術大会も開崔される。
徐廷輔 suhchoi@donga.com