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黄長鎏氏「北朝鮮軍、体制不満で度々反乱」

黄長鎏氏「北朝鮮軍、体制不満で度々反乱」

Posted November. 03, 2003 22:49,   

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ワシントンを訪問中の元北朝鮮労働党書記の黄長鎏(ファン・ジャンヨプ)氏は、2日、北朝鮮は本質的に変わっていないと述べ、経済改革と南北交流の措置も、門戸開放というよりは住民の不満を和らげて独裁体制を維持強化しようという意図だと指摘した。

黄氏は「北朝鮮で反体制運動ができる集団は軍隊だ」とし、「軍隊は下からの自由な活動の可能性が最も高く、武器も使用でき、独裁体制で犠牲を最も多く受けてきた」と語った。黄氏は「北朝鮮軍隊では、中隊、小隊規模の反乱が度々起きているが、すべて犠牲になっている」とつけ加えた。

黄氏は同日、韓国マスコミのワシントン特派員団との会見で「青年達は、盛んに勉強して希望を抱くべき時期に、13年間も軍で金正日(キム・ジョンイル)のために銃と爆弾になる演習だけを強要され、除隊すれば鉱山で集団生活をして、一生を台無しにする」とし、「これ以上に苛酷な人権蹂躙(じゅうりん)はない」と主張した。

さらに「統一費用を心配する人がいるが、統一する前になぜ統一の費用を心配するのか」と述べ「統一されれば、(北朝鮮に)穀物200万トンを数年間与え、企業が入って交流協力を強化すればいい」と話した。黄氏は「統一されれば、私も北朝鮮に行く」としながら、北朝鮮からの脱出者が多いとは思わないと見通した。

黄氏は先月26日に死亡した金容淳(キム・ヨンスン)対南担当書記について「彼はただ賛成だけをいう『賛成主義者』だった」と評価した。(黄氏の)長男が足の骨折で平壌(ピョンヤン)に移ったという報道について、黄氏は「個人の生命よりも家族の生命が、家族の生命よりも民族の生命が重要だと考えた。金正日は、家族で私の心を左右できないことをよく知っている」と答えた。

黄氏は「短い期間だが、米国に来たことだけでも大きな成果だと考える」とし、「ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴにも行きたいが残念だ。次回許されればまたまた来たい」と訪米の感想を述べた。



maypole@donga.com