イラク追加派兵問題を協議するために米国を訪問中の政府代表団は5日(現地時間)、ワシントンでケリー国務次官補ら米国側外交国防当局者と実務協議を行い、派兵部隊の性格と規模及び時期などの具体的な懸案を論議した。
李秀赫(イ・スヒョク)外交通商部次官補を首席代表とする代表団は、非戦闘兵を中心に約3000人を派兵するが、国内外の事情のため米国が要求するイラク特定地域の治安維持のための巡察活動には参加することは困難だという立場を伝えた。これに対して米国側は、非常に不満な反応を示したという。
李次官補と車栄九(チャ・ヨング)国防部政策室長、徐柱錫(ソ・ジュソク)国家安全保障会議(NSC)戦略企画室長で構成された代表団は6日に、ホワイトハウスのハドリーNSC副補佐官やポール・ウォルフォウィッツ国防副長官、リチャード・マイアー合同参謀議長らとも面談し、韓国の立場を説明する予定だ。
韓米両国は17、18日にソウルで開かれる韓米年次安保協議会(SCM)の前に、韓国軍追加派兵懸案を終わらせるという方針のもと、今回の実務協議で争点の調整を試みているが、立場の差が大きいため難航が予想されると、外交筋は伝えた。
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