盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は10日、「2003全国労働者大会」に参加した全国民主労働組合総連盟(民主労組)の組合員と学生たちが9日夜、ソウル中心街で火炎瓶を投げながらデモを繰り広げたことに触れ「対話ではなく、不法で暴力的なデモによって問題を解決しようとするのは正しくない」と批判した。
盧大統領は同日、首席秘書官・補佐官会議でこのように指摘した上で「政府は市民を不安から保護する責任があるため、原則と一貫性をもって秩序維持の役目を全うしてほしい」と指示したと、尹太瀛(ユン・テヨン)大統領府報道官が伝えた。
盧大統領はまた、「政府は対話チャンネルを開いており、労働者の要求事項を聞くよう努めてきた」と述べ、「不法で暴力的なデモでは何も実現しないことをはっきりと明言しておくように」と指示した。
尹報道官は、「会議参加者も、再び火炎瓶が飛び交う暴力的なデモとなり、過去の集会デモ文化に後戻りするような姿に憂慮と嘆きの意を示した」と伝えた。
金正勳 jnghn@donga.com