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ハンナラ党、SKの他からも不法資金授受の疑い

ハンナラ党、SKの他からも不法資金授受の疑い

Posted November. 11, 2003 22:41,   

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「大統領選挙資金不法募金」事件を捜査している最高検察庁の中央捜査部(安大煕検事長)は11日、去年の大統領選挙前に、SKから秘密資金100億ウォンを受け取ったハンナラ党がSKグループ以外の企業からも不法大統領選挙資金を受け取った手がかりをつかんで捜査を行っていると表明した。

最高検察庁の文孝男(ムン・ヒョナム)捜査企画官はこの日「ハンナラ党がSK以外の企業から(不法に大統領選挙資金を受け取ったという)手がかりがないとは言えない」と語った。検察は、去年の大統領選挙前にSK秘密資金100億ウォンを渡したハンナラ党の崔燉雄(チェ・ドンウン)議員が選挙資金募金のために電話通話をした他の大手企業の幹部たちが、ハンナラ党に巨額の不法資金を提供した可能性があるとみて、該当企業を相手に事実関係を確認している。

これを受けて、検察は12日に出席する予定であるハンナラ党の金榮馹(キム・ヨンイル)前事務総長を相手に △SK秘密資金100億ウォンを受け取った過程と使途 △SK以外の企業から不法大統領選挙資金を受け取ったかなどを集中的に調べる方針だ。

また、検察は10日から不法大統領選挙資金と関連のある企業の役員たちを召喚して調べていると述べた。多くの大手企業の口座追跡にもすでに乗り出したという。

安中央捜査部長は「調査対象の企業がいわゆる『5大グループ』に限るとは言えないし、小さな企業でも手がかりがあれば調べることができる」とし、捜査が広く進められていることを示唆した。

検察はこの日午前、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の運転手だったソン・ボンスル前長寿泉(チャンスチョン)代表を参考人の身分で再召喚して前大統領総務秘書官の崔導術(チェ・ドスル)被告から受け取った「SK秘密資金」2億3000万ウォンの正確な使途などについて夜遅くまで取り調べた。

一方、全国経済人連合会(全経連)の玄明官(ヒョン・ミョングァン)常勤副会長が10日午後5時半頃、最高検察庁庁舍を訪れて、この事件の主任検事と会って「厳しい企業の事情を考慮して捜査を早期に終えてほしい」という財界の立場を伝えて、約30分で帰ったと検察は伝えた。

玄副会長が三星(サムスン)物産の代表取締役出身であるうえに、検察が提供した乗用車を利用して密かに訪問、検察の首脳部でない主任検事と直接面談をした点などをあげて、三星グループの捜査と関連があるのではないかという推測が出回ったが、検察は「事実無根だ」と否定した。



吉鎭均 jefflee@donga.com leon@donga.com