サッカーの韓国代表のコエリョ監督の指示により非公開で行われたこの日の訓練で選手らは、ストレッチングでウォーミングアップし、南山（ナムサン）循環道路を軽く２０分余り走って汗を流した後、階段上り下りを繰り返した。初日のためか、ストレッチングが多く、「特訓」と呼べるようなものはあまりなかった。ただ南山周辺の階段を上下する訓練で、足筋肉の強化に力を入れているのが特徴といえば特徴。
数日休んだおかげで欧州派の３人の動きは軽やかで、顔面から微笑が消えないなど、始終楽しい表情で、１８日のブルガリア戦での必勝を誓った。宋鍾国（ソン・ジョングク、フェイエノールト）は雑誌の撮影とアディダスとのスポンサー調印式のため、午後４時にアウグスト・コーチとコンディションを調節した。「欧州派４人」が参加する特訓は１５日まで３日間続く。
李天秀（イ・チョンス）は「久しぶりに皆にあって楽しかった。ワールドカップ・メンバーが揃ったから、すばらしいゴールを決め、ファンを喜ばせたい」と特有の自信を示した。朴智星（パク・ジソン）は「特別な意味がある。シーズン中で体力の問題はなく、今回の訓練ではコンディション調節が中心だった」と語った。李榮杓（イ・ヨンピョ）は「体調を最高に保ち、ブルガリア戦で必ずいいプレーを見せたい」と話した。
ＫＢＳの李容秀（イ・ヨンス、世宗大学教授）解説委員は、「コエリョ監督は『欧州派』で勝負をかける戦略」と分析した。Ｊリーガーと国内派が、Ｊリーグ（１５日）とＫリーグ（１６日）が終わって１６日に召集され、１７日１回だけの回復訓練を終え、１８日試合に出るため、コンディションを最高に引き上げることは事実上不可能な状態。このため、既に入国している『欧州派４人』のコンディションを最高潮に引き上げ、ブルガリア戦に備えるとの分析だ。
果たしてコエリョ監督のブルガリア戦必勝戦略が功を奏するかどうか注目されている。
梁鍾久 yjongk@donga.com
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