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イラク派兵の韓米交渉、治安担当歩兵の規模がカギに

イラク派兵の韓米交渉、治安担当歩兵の規模がカギに

Posted November. 18, 2003 23:00,   

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政府は、イラク追加派兵をめぐる米国との協議で、派兵規模は3000人ラ線を維持し、派兵部隊の編成においては柔軟性を持って交渉に臨むことにした。

政府のある高官は、18日「米国との交渉では、韓国の派兵部隊の保護任務の他に、営外での治安維持を担当する歩兵をどの程度含めるかが最大のカギになる」とし「歩兵の構成割合をかなり高める案を含め、柔軟性を持って協議する」と明らかにした。

また「米国側は、韓国の派兵部隊が3700人規模(すでに現地に派遣されたソヒ・ジェマ部隊含む)でも、非戦闘兵中心の時には独自的に多国籍師団を率いることは困難という立場を示してきた」とし「戦闘兵と非戦闘兵の割合を調整して、独自の師団指揮を可能にする案も内部で検討している」と語った。

これと関連して、鉠永吉(チョ・ヨンギル)国防長官は、同日、国会予決委に出席して「現在は派兵規模に関してのみ(米国と)論議した状態で、細部的な派兵部隊の構成は決まっていない」としながら「現在、工兵は多少余裕があるが、義務部隊は余裕が十分ではない」と説明した。

政府は17日、韓米年次定例安保協議会(SCM)で決裂した龍山(ヨンサン)基地移転に関する交渉も本格的に進める方針だ。政府筋は18日「米国は龍山基地の韓米連合司令部と在韓国連軍司令部を京畿道烏山(キョンギド、オサン)と平澤(ピョンテク)に移転するという構想を強力に推進しており、この方向で協議が終了する可能性がなくはない」と話した。

一方米国は、9月初めに韓国にイラク追加派兵を要請する直前、外交安保関係省庁の高官が出席する内部会議を開き、この席で韓国に派兵を要請すべきかどうかをめぐって論議したという。

政府筋は「大半の会議出席者が、韓国内の反米の動きと大統領府の気流などを考慮して、派兵を要請する場合断る可能性が高いと判断して、韓国に派兵を要請しないとしていたようだ」と語った。

また「しかし米政府は、議会で『米軍3万7000人が駐留する同盟国の韓国に、なぜ派兵要請をしなかったのか』と追及される可能性が高いという点を考慮して、やむを得ず派兵を要請した」と説明した。

さらに「米政府の外では、在韓米軍3万7000人のうち1万人ほどをイラクに送ればいいのに、なぜ事を複雑にするのかという言葉もある」と伝えた。



金正勳 金影植 jnghn@donga.com spear@donga.com