検察の秘密資金捜査と世界証券市場の下落など悪財が重なり、19日の総合株価指数は30ポイント近く暴落し780台を割った。とりわけ検察捜査の影響で大半のLG系列の上場および登録銘柄の株価が急落した。
同日、ソウル証券市場の総合株価指数は前日終値より29.27ポイント(3.65%)安の771.70で引けた。これは10月27日(761.61)以来、最も低い水準である。また、コスダック(韓国店頭市場)も前日終値より1.42ポイント(2.99%)安の46.09で取引を終えた。
国際オイル価格や為替相場の不安、アルカイダのテロへの脅威などによる米国、日本証券市場の弱含みと秘密資金捜査が悪財として働いた。クレジット・カード会社の資金難が再び膨らんだことも投資心理を凍りつかせた。
秘密資金捜査とクレジットカード債の問題で直撃弾を受けたLG系列会社は22の上場・登録名額のうち21銘柄が下落した。とりわけ、持株会社であるLG、押収捜索の対象となったLGホーム・ショッピング、カード債問題の震源地であるLGカードなどは株価の下落幅が大きかった。金湖(クムホ)、韓火(ハンファ)など検察の秘密資金捜査対象となったほかのグループの株価も弱含みだった。また、カード会社援助に対する市場の否定的な見方が反映されたことで、銀行株が5.71%、証券株が5.73%ずつ下落した。
李康雲 kwoon90@donga.com