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「党後援金の会計は間違って当然」元盧陣営財政関係者が語る

「党後援金の会計は間違って当然」元盧陣営財政関係者が語る

Posted November. 19, 2003 22:49,   

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「金額のあってることがおかしなことだ」

昨年の大統領選挙当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補陣営の選挙対策委員会の財政に関わった関係者は18日、最近議論になっている政党後援金の帳簿記載漏れ問題について、このように指摘した。

同関係者は「政党では資金が入ってきても、直ちに記載しないで、その時々の急務に当てる。後で選挙管理委員会への申告のため、必要な項目の支出に収入を合わせることがたくさんある」とし「こうした状況では会計処理がきちんとなっていないのが、むしろ当たり前のことだ」と話した。

特に、同関係者はグッドモーニングシティー分譲代行会社が昨年、盧候補の選挙対策委員長だったヨルリン・ウリ党の鄭大哲(チョン・デチョル)議員に渡した後援金5000万ウォンのうち、一部が正式に会計処理されなかったという疑惑についても「その程度を問題視したら、与野党で後援金を扱った関係者は全員刑務所へ行かなければならない」と話した。

同関係者は「政党の会計帳簿では、実際の収入額のうち、少なくとも30%は抜けているだろう」とし「昔は抜けた額が記載された額よりも多かったことを考えれば、これはかなり透明な水準になった」と付け加えた。

盧候補選挙対策委員会に関与した他の中心人物は「後援金収入額の全貌を知っている人は総務委員長を勤めた李相洙(イ・サンス)議員だけで、李議員でさえ思い出せない収入・支出が多いだろう」と話した。金が入るやいなや、あるパートから「あれこれでいくらを使ったから埋めてくれ」と書類が来れば、いちいち計算するひまもなしに埋める場合が多かったという。

特に、選挙資金のうち、公式支出で取りにくい用途に使われる資金は、収入そのものを「非公式的に」処理するしかないと関係者たちは説明した。

ソウルのある中小企業の関係者は「昨年、民主党に2億ウォンを出したが、領収証には1億ウォンとしか書かれていなかった」と後援金漏れが政界の必要によるものであることを強調した。したがって、企業後援金の全貌を検証するためには、企業秘密資金の全体規模を明確にし、それから政界に提供された金の規模と用途を把握する順で調査を進めていかなければならないと専門家は言う。



朴成遠 swpark@donga.com