Go to contents

サッカー「もう一つの奇跡」なるか

Posted November. 20, 2003 23:11,   

한국어

2000年のフランスFA(サッカー協会)杯で、4部リーグのチームとして決勝戦まで進んだカレー。あの「奇跡」が、韓国でも再現できるだろうか。

21日に開幕する、2003ハナ銀行FA杯の本大会に進んだ32チームの中で、純粋なアマチュア同好会チームであるボンシンサッカークラブと、才能教育チームが「反乱」を準備している。ボンシンクラブは、予選の最終試合で伝統の社会人チームハレルヤを、才能教育はキョンイル大学を下した。

ボンシンクラブは21日、K2リーグ3位の水原(スウォン)市庁チームと南海(ナムへ)で対戦し、才能教育はプロチームの浦項(ポハン)スチラーズと亀尾(クミ)での対戦を控えており、ベスト16進出が危ぶまれる状況だ。両チームは「本大会に進出できただけでも満足している。ベストを尽くすのみ」としているものの、ボールは丸い。もう一つの奇跡が起きないとも限らないのだ。

ボンシンクラブは、仁川(インチョン)所在の機械工具メーカ(株)ボンシンの従業員によって1989年に発足した。機械相手の毎日を送る中でも、サッカーが好きで週末を利用しては練習を行っている。半数が同好会のメンバー。あとは、学生の頃の一時期選手生活をした「準選手級」であるが、それもグラウンドを離れて久しいため、純粋の同好会チームといっても過言ではない。

ボンシンクラブの玄(ヒョン)ヨンジン監督は「我々がプロに勝てるわけがない。最良の思い出ができればそれで十分」だと語った。

才能教育も、学生時代に選手としてプレーした経験を持つ社員と純粋な同好会のメンバーが1997年に発足させた同好会チーム。この4月から休日を利用して練習に励んだ結果、突風を巻き起こした。才能教育はこのほど、中央大学との練習試合でも1対0で勝利するなど、波に乗っている。

FA杯は、Kリーグのプロ球団12チームと、社会人サッカーK2リーグの4チーム、予選を勝ち抜いたアマチュアの16チームなど、総勢32チームがトーナメント試合を繰り広げて最強を分ける、サッカーの「ベストオブベスト」を選ぶ大会。今年は亀尾、金泉(キムチョン)、南海、水原、天安(チョンアン)、議政府(ウイジョンブ)、高陽(コヤン)、ソウルなど、全国8つの都市で行われる。



梁鍾久 yjongk@donga.com