ケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は20日、韓国外交通商部(外交部)を訪問し、李秀赫(イ・スヒョク)外交通商次官補と北朝鮮核問題の解決に向けた次回6者協議開催問題について詰めの協議を行った。
6者協議の韓米両国の首席代表を務めている両次官補は、この日の協議で6者協議の主要争点になっている北朝鮮の核の廃棄と北朝鮮が要求している体制安全の保証方法、次回協議の開催時期などについて集中的に調整した。
米国は、北朝鮮の体制安全を保証する問題に関連し、次回6者協議でこれを文書で確約する方法については否定的な立場を示した模様だ。次回協議は、今のところ来月開催の可能性が高いものとみられるが、韓米など協議参加国間の事前協議で進展をみない場合は、年明けに持ち越される可能性もなくない。
ケリー次官補は同日、大統領府を訪問し潘基文(バン・ギムン)大統領外交補佐官と金煕相(キム・ヒサン)大統領国防補佐官とも会談した。ケリー次官補は21日にも、外交部と6者協議開催問題について協議を続ける予定だ。
金影植 spear@donga.com