最高検察庁中央捜査部(安大熙部長)は、26日、大統領側近不正疑惑と関連し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の後援者である釜山(プサン)チャンシン繊維の姜錦遠(カン・グムウォン)会長とソン・ボンスル・チャンスチョン前代表を、それぞれ来月1日と2日に、再召喚する計画だと発表した。
最高検の文孝男(ムン・ヒョナム)捜査企画官は、同日「両氏は現在被疑者ではないが、捜査結果によって被疑者に変わる可能性も排除できない」と話し、政治資金法違反または贈収賄容疑などで刑事処罰する方針をほのめかした。
姜会長は最近、検察の取調べに対して「昨年末、ソン氏にミネラルウォーター会社・チャンスチョンの債務返済の名目で9億5000万ウォンを渡し、今年2月4億5000万ウォンを返してもらった」と供述し、対価性を否認しているが、検察は両氏の間での金の流れに釈然としないものがあるとして、捜査を進めてきた。
ソン前代表は、前大統領総務秘書官の崔導術(チェ・ドスル)容疑者が受け取ったSKの秘密資金11億ウォンのうちの2億3000万ウォンを受け取っており、さらに出所が明確でない巨額の金が口座から見つかった。
また、検察は同日午後、姜丙中(カン・ビョンジュン)(株)ネクセン会長兼釜山放送会長に対する事情聴取をし、昨年の大統領選挙を前後して、△崔容疑者に数億ウォンを渡した疑い、△ハンナラ党と盧武鉉候補の選挙キャンプにそれぞれ15億ウォンと30億ウォンの選挙資金を提供した疑惑などについて追及した。検察は、姜丙中会長の容疑が確認されれば、刑事処罰する方針だ。
一方、検察は、SKの秘密資金100億ウォンを受け取ったハンナラ党の崔燉雄(チェ・ドヌン)議員のほか、昨年の大統領選挙当時、企業から巨額の違法選挙資金を受け取る役割をした他の政治家をさらに把握し、捜査を拡大している。
文捜査企画官は「SKのように企業の裏金が政治界に違法に渡ったケースなどに対する捜査が順調に進められているが、その政党名は明らかにできない」と話した。
検察はまた、三星(サムスン)電気の秘密資金づくり疑惑について、三星電気の協力会社のコスモリンクの忠清北道沃川郡(チュンチョンブクト・オクチョングン)の本社とソウル瑞草区瑞草洞(ソチョグ・ソチョドン)の管轄役所を25日に押収捜索し、同社の社長金某氏に対しても事情聴取を行った。
丁偉用 viyonz@donga.com jefflee@donga.com