ハバード駐韓米大使は26日、在韓米軍の再配置問題について「国連軍司令部と韓米連合軍司令部など、ソウルに駐屯している米軍兵力全体が漢江(ハンガン)の南側、すなわち京畿道(キョンギド)の烏山・平澤(オサン・ピョンテク)に移転すべきだというのが米国の立場だ」と述べた。ハバード大使は同日、MBCラジオ番組に出演し、このような見解を明らかにした。
ハバード大使はまた、米国が在韓米軍をイラクやアフガニスタンに配置するという米マスコミの報道について「米第2師団所属の兵士が個別にイラクに配置されることはありうる。しかし、その場に他の兵士が入れ替わることはないという意味ではない」と説明した。
大使は「ラムズフェルド国防長官は、自然な形の兵力交替について一般的に触れただけだ。われわれは、在韓米軍の兵力削減については話し合っていない」と述べた。
韓国のイラク増兵に関連して、大使は「韓国がイラクに派兵する部隊は、自らを防御できるような能力があってほしい。しかし、派兵の規模と性格および時期は韓国政府が決める事項であり、われわれはその決定がどんなものであれ歓迎するつもりだ」と述べた。
ハバード大使は、米大使館および職員たちの宿舎の新築問題と関連し「韓国政府が他のところに建てることを決めれば、代替敷地を用意してほしい」と付け加えた。
金影植 spear@donga.com