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韓国好きのナエフ氏、世界ユース韓国選手団の世話役

韓国好きのナエフ氏、世界ユース韓国選手団の世話役

Posted December. 01, 2003 23:17,   

한국어

「韓国選手にアラブ首長国連邦に対する良い印象を与えたいですね」

サッカーの2003世界ユース選手権大会で国際サッカー連盟(FIFA)と韓国チームとの連絡官役を担当しているナエフ・アルマンスリ氏(29)。米国テキサス州のエルパソでマスコミ学を専攻していナエフ氏は、自国で開かれる同大会で韓国チームが出場するという話を聞いて飛んできた。

ナエフ氏は、「韓国が好き」という理由だけで自ら進んで韓国チームのガイド役を買って出た。叔父のイブラヒム・アルマンス氏が韓国駐在のアラブ首長国連邦公使であることが、韓国好きになるきっかけだった。

親切で情の深い人たち。美しい山と川。美味しい食べ物…。いずれも叔父から聞いた韓国賛辞だ。まだ韓国に行ったことはないが、キムチやキムチチゲなどの韓国料理も食べてみたし、韓国伝統衣装の韓服(ハンボク)が持つ美しさについても知っている。

ナエフ氏は韓国選手団には「ナイフ」で通っている。名前もナイフ(ナエフ)に近い上、見事な仕事さばきからつけられたあだ名だ。練習場や車両の確保、選手団の移動など、選手団が必要とするすべてのことを請け負って解決してくれる。急ぎの場合は選手団車両の運転手役まで買って出てくれる。

ナエフ氏は、父親がイラン領事で、もう一人の叔父はモスクワ領事を務めるなど、外交官一家だ。しかし、雑用まで一切の仕事を引き受けるなど、その献身的な姿には韓国選手団も驚きを隠せない。

ナエフ氏は、イラク戦争終結後、最近、中東地域の各地でテロが起きていることについて「アラブ首長国連邦はテロ清浄地域だ」とも言い、「韓国選手が安心して力を出し切ってプレーでき、優勝することを望む」と話した。



梁鍾久 yjongk@donga.com