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阿の伏兵ブルキナファソが16強入り 世界ユース大会

阿の伏兵ブルキナファソが16強入り 世界ユース大会

Posted December. 02, 2003 23:03,   

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アフリカ西部の小国・ブルキナファソは「アフリカ・エクスプレス」だ。

ブルキナファソは2日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビで行われたサッカーの世界ユース選手権A組2次リーグで、東欧の強豪スロバキアを1−0で制した。開幕戦でパナマを破ってからの2連勝だ。勝ち点6で決勝トーナメントに進出し、大会序盤の最大の異変になった。

ブルキナファソは韓国のサッカーファンには耳慣れない国。フランス領から1960年に独立し、人口約1300万人で1人当たり国民所得が1000ドル程度のアフリカ最貧国の一つ。

しかし、サッカーに限ってはアフリカでも伏兵と知られる。オランダの支援で長期プロジェクトを行った結果。マルト・ヌジ監督もオランダ出身だ。

01年就任したヌジ監督は、オランダ特有の実利サッカーでブルキナファソのユース代表チームを強豪に押し上げた。「弱体チームはまず守備を堅くした後、カウンターでチャンスを狙うべき」という考えで、アフリカ最強の守備ラインを作った。ブルキナファソはアフリカ予選3位の成績で、史上初めて20歳以下の世界選手権大会の本大会に出場した。

ブルキナファソの番狂わせは事実01年から予告されていた。当時U17チームがアフリカ2位、世界選手権大会で3位になったのだ。当時のメンバーが現在の主力になっている。

同日前半6分に決勝ゴールを決めたウセニ・ジョンゴ(19)はスター選手。彼は韓国代表の薛鐗鉉(ソル・キヒョン)と同じベルギーのアンデルレヒト所属。攻撃的MFで、プレー・メーキング能力が高く、ゴール決定力まで備え、欧州ビックリーグのスカウト対象だ。

韓国代表の朴成華(パク・ソンファ)監督は「ブルキナファソは地域予選でカメルーン、ナイジェリアなどアフリカの強豪を破ってここまできたチームだ。国際試合の経験は少ないが、軽んじることはできない相手」と話している。李容秀(イ・ヨンス)KBS解説委員(世宗大教授)も「スピードや個人プレーが抜群で、ユース・チームとは思えないほど試合内容が充実している」と評価した。

一方、優勝候補のアルゼンチンは、B組2次リーグでフェルナンデスの活躍により、ウズベキスタンに2−1で逆転勝ちした。1次リーグで1999年大会のチャンピオン・スペインを下したアルゼンチンは、これで2勝、勝ち点6を先取りし、マリとの試合結果に関係なく、決勝トーナメント進出が確実となった。C組のサンバ軍団ブラジルは、チェコと1−1で引き分けたが、1勝1分けで組1位となり、ベスト16入りに一歩近づいた。



梁鍾久 yjongk@donga.com