Go to contents

ハンナラ崔代表、ハンスト終了し入院

Posted December. 04, 2003 23:01,   

한국어

ハンスト9日目を迎えた4日午後、ハンナラ党の崔秉烈(チェ・ピョンリョル)代表は、久々の外出に出た。同日開かれた国会の本会議で実施された特別検事(特検)法案の再議決投票で、一票を行使するためだった。

久しぶりにスーツ姿をした崔代表は、車椅子に乗ったまま、任太熙(イム・テヒ)代表秘書室長など、議員10人あまりに支えられて本会議場に到着した。

崔代表は、先月28日から全国の市道支部を回ることから始まったハンナラ党のリレーデモ行列が、5日午前11時党本部に集結するのを見届けてから、ソウル大学医学病院に入院することにした。

先月26日ハンストに突入し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の特検拒否の撤回と国政の正常化を要求してきた崔代表は、10日間のハンストは終了したものの、当初の要求事項を貫くことはできなかった。

しかし、少なからぬ政治的な戦利品を手にしたというのが、周辺の大方の見方だ。

まず、崔代表はハンストを通じ、盧大統領の特検拒否に対する不当性を国民に印象付けるのに成功した。

在籍議員の3分の2以上が賛成した特検に対する大統領の拒否を「国会に対する挑戦」と決めつけ、もう一度野党3党の協力を取り付けるのに成功し、特検法案再議決の可決に向けた雰囲気を作った。

同時に崔代表は、自らを反盧武鉉戦線の中心軸に位置づけることによって、今後、特検捜査をめぐる政局で主導権を握る基盤も築いた。

また、崔代表のハンストは闘争の強度を高めることによって、ハンナラ党の内輪もめを鎮める成果も挙げた。

今後、党の運営過程で李會昌(イ・フェチャン)前総裁の支持派の影響力を遮断し、「崔秉烈党」に衣替えするための基盤を築き上げた形だ。

総選挙の候補公認過程で、崔代表の影響力がさらに拡大するだろうという見方が出ているのもこのためだ。

それに対し、民生国会を担保にしたハンナラ党の登院拒否方針に向けられた国民の厳しい目は、これから崔代表が負うべき政治的な重荷となりそうだ。

崔代表のハンスト中、ハンナラ党への支持率は5ポイント以上が低下し、一部の世論調査では民主党に誤差限界の範囲内で首位の座を明け渡した。



鄭然旭 jyw11@donga.com