盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領側近の不正疑惑を捜査している釜山地検特殊部(林相吉・部長検事)は6日、李永魯(イ・ヨンノ)容疑者の息子(29)が代表の釜山金井区(クムジョング)チャンジョン洞のM社に、釜山の複数の建設業者から数億ウォンが流入した情況をつかみ、捜査している。
盧大統領の高校の先輩である李氏は、前大統領総務秘書官の崔導術(チェ・トスル)容疑者がSK秘密資金11億ウォンを受け取る過程で、崔容疑者と共謀した疑いがもたれているが、現在脳出血で入院している。
検察は最高検から送られてきた資料とM社の口座、李容疑者父子の口座などを調べた結果、釜山地域の中堅建設業者3、4社が、昨年の大統領選挙を前後して数億ウォンをM社の口座に入金した手がかりをつかんで入金経緯と使途などを捜査している。
検察は営業実績のほとんどない同会社に巨額の資金が入ってきたことから、建設業者が李容疑者を通じて、現政権の関係者にロビー目的で、カネを入金した可能性について調査している。
一方、検察は金性哲(キム・ソンチョル)釜山商工会議所会頭が運営している国際総合土建と中央土建など、関連会社4社に対する押収捜索の令状を取り、大統領選挙資金提供疑惑および個人の不正疑惑などに対する本格的な捜査に乗り出した。
金会長は02年2月、国際総合土建の口座から7億ウォンを引き出して、中央土建などに株式の代金として入金してから再び引き出す手法で、株金を虚偽で納入した疑いがもたれている。また、金会長は工事の受注を自社に有利に運ばせるため、工事の実績を2018億ウォンを水増しして申告したと、大韓建設協会が告発している。
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