Go to contents

歯止めかからない三星の墜落 バスケットボール

歯止めかからない三星の墜落 バスケットボール

Posted December. 08, 2003 00:30,   

한국어

バスケットボール三星(サムスン)サンダースの金東光(キム・ドングァン)監督が、試合もない8日、京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)の宿所を訪れた。最近チームの不振で1週間の休みの初日にも休んでいられなかったのだ。

この日、監督は、ひざにけがをしているデレック・ジョンソンに代わる外国人選手を探すために、データを調べるのに一日を費やした。代打にと目をつけていたアンドレ・ペリーは、既に東洋オリオンスに先取りされたため、適当な選手がなく悩んでいる。李ソンフン事務局長は、今週予定されていた10チームのフロント・スタッフによる米NBA見学にも参加しないつもりだ。

コーチング・スタッフもフロントも深刻な危機感を感じている。第1ラウンドを8勝1分けで終えた三星は、第2ラウンドで3勝6敗に墜落し、第3ラウンドの2試合では全部敗れている。最近4連敗。シーズン初めにはTG三宝と首位を争うかのようにみえたが、8日現在、11勝9敗でかろうじて5割代の勝率を維持して共同5位になっている。スランプが長引く場合、プレーオフ進出も危ぶまれる状況だ。

金監督は「最初は外国人選手らが低調だったが、今は国内選手らまで落ち込んでいる」と懸念している。ひざに水がたまったジョンソンは、最近の4試合で平均10得点と攻撃力の低下が目立ち、ロデリック・ハニバルも体力の低下で攻守に穴が開いた。カン・ヒョクは左足首にけがをし、ソ・ジャンフンは体調がよくない。「ベスト5」のうち、チュ・ヒジョンだけが正常だと三星のコーチング・スタッフは嘆く。単調な攻撃ルートで得点力は平均80.0と10チームのうち8位。

しかし、問題の本質は負傷や体力だけではないようだ。チーム成績が短時間に最高から墜落したことで、選手らが自信を失い、チームワークにもひびが入ったのだ。外国人選手らが不振なときこそ国内選手らがもっと頑張るべきなのに、何もかもひとのせいにしているという指摘だ。京仁(キョンイン)放送の崔仁善(チェ・インソン)解説委員は「三星は勝っても負けても雰囲気が落ち込んでいるようだ。新風を吹き込むことが重要で、チームあってこそ自分という犠牲精神が必要だ」とアドバイスした。



金鍾錫 kjs0123@donga.com