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PGA、韓国人2号のナ・サンウク!

Posted December. 09, 2003 23:03,   

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世界最高のゴルフインストラクターであるブッチ・ハーモン(米国)はいくらレッスン費をたくさん払ってもアマチュアは教えないことで有名だ。

そんな彼が喜んで弟子に受け入れたアマチュアが2人いる。1人は現在「ゴルフ皇帝」として君臨しているタイガー・ウッズ(28、米国)。もう一人は歴代2番目に若い年齢で米PGAツアーカードを獲得したナ・サンウク(米国名ケービン、20、コーロン)。ナ・サンウクが去年アジアPGAツアー、ボールボマスターズ優勝記念で受けた18番ホール旗は「ブッチ・ハーモンゴルフスクール」にウッズの各種メージャー大会での優勝記念旗と並んでかかっている。

9日、米国フロリダ州のウィンターガーデンのオレンジインターナショナルGC(パー72)で終わった2004米PGAクオリファイングスクール(Qスクール)。ハーモンのすぐれた眼目を証明でもするようにナ・サンウクはタイ21位(9アンダーパー、423打)で「夢の舞台」進出へのチケットを手にした。

崔京周(チェ・ギョンジュ、スーペリア、テーラメイド)に続き、韓国人では2番目に米PGAツアー入りに成功したナ・サンウクは、プロゴルファーになるためにいろんな苦労をした 崔京周とは違い、エリートコース出身。

明知(ミョンジ)小学校時代、スキー選手として活躍した彼は8歳の時に米国に渡ってゴルフに入門した後、8大会連続優勝など新記録を立てて2001年米ジュニアランキング1位に上がった。16歳からはハモンの集中的な指導の下、米ツアー征服の夢を育てた。その夢をつかむためにスタンフォード大学の全学年奨学生の提案も振り切って、01年にプロに転向した。

「らくだが針の穴に入るよりもっと難しい」と言われる米PGAQスクールをたった2度の挑戦でパスした彼の強みは何だろう。

ハモンは「ナ・サンウクのスイングはパーフェクトだ」と評価する。181cm、75kgの気丈夫な体つきから出る平均300ヤードのドライバーショットと正確なアイアンショットは一品だ。

もう一つは熾烈な勝負欲だ。彼のメインスポンサーであるコーロンのチョン・スンウク課長は「ナ・サンウクのプレーはジュニア時代から有名だった。ボギーをするリスクがあっても敢然とバーディートライをした。私たちは優勝のできる選手がほしかったし、それでナ・サンウクを選んだ」と話した。

ナ・サンウクは今年初め、コーロンと4年間70万ドルでスポンサー契約を結んだ。米国のツアー経費を勘案すれば、決して多い金額ではない。それなのに彼はハーモンが勧めた「タイトルリスト」の代わりにジュニア時代から自分を支援してくれたコーロンを選んだ。

義理派ナ・サンウ。すでに彼は生涯一度しか機会のない新人王の座を来年の目標に掲げている。



安永植 ysahn@donga.com