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ハ・スンジン、NBA進出の夢

Posted December. 15, 2003 23:34,   

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韓国選手としては史上初、米プロバスケット(NBA)への進出が現実のものとなってきた。

世界的なスポーツ・マネージメント会社であるSFXとの正式な契約締結、シカゴ・ブルズの全盛期のメンバーだったウィル・パデュの個人指導、来年ドラフト指名予想順位の上昇…。すべてが有利な方向へ向かっている。

7日、米国に発った韓国バスケットボールの最長身センターであるハ・スンジン(223センチ・延世大入学予定)は15日、SFXとエージェント契約を結んだ。SFXはコービー・ブライアント(LAレイカーズ)などのスーパースターを含め、NBA選手の約25%を顧客にしている。そのようなSFXが急いで正式契約をしたというのは、ハ・スンジン大成の可能性を認めたことと言える。

ハ・スンジンは米国に到着するやいなや、SFXの実施した身体テストを受けた。結果は合格。特に、柔軟性とパワー面で高い点数を取った。膝と足首の状態が悪かったという点を勘案すれば、鼓舞的な結果だ。ただ、スピード不足が欠点として指摘された。

このためハ・スンジンは今まで、自分を指導して来たUCLA出身センターのサヤの代わりに、これからはセンター専門コーチであるパデュから1対1の指導を受けることになる。パデュはマイケル・ジョーダンと共にシカゴブルズの全盛期を築いた守備型センター出身だ。

SFXのエージェントであるジョン・キム氏は、「ハ・スンジンは来年6月のドラフトで1ラウンド高い順位で指名される潜在力を持っている」と評価した。

これを反映するかのように、NBAのホームページに載せられた彼の入団予想順位は、先月の26位から今月は18位へと上昇した。ハ・スンジンはまず来年3月に開かれる新人トレーニング・キャンプに焦点を合わせている。NBAの30球団の関係者たちがみな招待されるそのキャンプで、目立つ活躍を繰り広げることができれば、NBA入団は手に入れたも同然である。

父親のハ・ドンギ氏と一緒にロサンゼルス隣近のサンタモニカに泊まっているハ・スンジンは、午前と午後に2時間ずつの練習をしている。午前はボールハンドリング、シューテングなどバスケットボール技術を身に付け、午後はダッシュにウエイトなどの体力訓練に重点を置く。ハ氏は、「スンジンは、毎日くたくたになって帰ってくるほど厳しい訓練を受けている」と言った。SFXは訓練プログラムが完成したら、訓練強度を今よりもっと高める計画だ。

ハ・スンジンの身長は現在、NBAの全体選手の中で4位だ。身長が大きいだけに、NBAへの進出可能性も高くなっている。



李元洪 bluesky@donga.com