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NEIS論争「3領域は学校別にサーバー構築」で決着

NEIS論争「3領域は学校別にサーバー構築」で決着

Posted December. 15, 2003 23:33,   

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1年余りも結論を出せずにいた教育行政情報システム(NEIS)をめぐった論争が15日、妥結した。

NEISの27領域のうち、24の領域は既存のNEIS方式で運営するが、人権侵害の恐れがあるとの理由で問題になった教務・学事、保健、進学・入学の3領域は学校別にサーバーを構築し、これを市道教育庁または外部機関が管理するという最終案がまとまった。

全国教職員労働組合(全教労)など教員団体と学界、学父母団体、公務員など26名で構成された国務総理室情報化委員会は同日午後、ソウル鍾路区世宗路(ジョンロク・セジョンロ)の政府中央庁舍で会議を開き、合同分科会議がまとめた折衷案を報告し、同最終案を採択した。

△3領域を別途管理〓情報化委員会はこれまで、△3領域のデータベース(DB)サーバーを16の市道教育庁に置いて統合システムで運営はするものの、学校別に分離して管理するようにする案と△教育庁にサーバーを置くが、統合システムではない学校別の独立サーバーで運営する案△学校別独立サーバーを運営する案(学校別NEIS)などを対象に激論を繰り広げてきた。

教育部は3領域を市道教育庁に設けられたNEISサーバーに統合構築はするものの学校別に分離して管理することを、全教組は学校別に設けられたサーバーにこれら領域を保管させて学校で管理することを主張してきた。

両者は1年以上も続いたNEIS論争で世論の悪化した点を勘案し、今回の折衷案を受け入れたものとみられる。

△人権侵害論争の解消=3領域に対するサーバーを学校別に分離して運営するため、学生の敏感な個人情報が学校の塀を越えてはいけないという全教組の要求は一応充足された。

このため、今後、当該学校長は教務・学事、保健、進学・入学の領域の情報に対して最終責任を負うことになる。また、教育部と教育庁がこれら資料の統計などを利用するためには、学校長の承認を得なければならない。

学校別に全部いちいちサーバーを設ける場合、予算が多くかかるという点を勘案して、一定規模以下の学校は一つにくくってグループ別サーバーを構築することにした。しかし、障害学生の情報が集まる特殊学校は、規模が小さくても学校別サーバーが構築される。

また、学校別サーバーを構築して管理する費用(教育部推算2兆ウォン)より予算が大幅減少するうえ、一線学校の情報担当教師らはサーバーを直接管理しないという点から、業務負担を負わなくても良いようになった。

△管理方式には異見=全教組はサーバー管理を民間ウェブホスティング業者などに委託しなければならないという立場である反面、教育部は市道教育庁で管理しなければならないと主張している。また、韓国教員団体総連合会は、「3領域を学校別に独立サーバーで運営するためには、構築はもちろん維持管理にも多額の費用が必要だ」との理由で反対しており、しばらくは管理方式に対する論難が続くとみられる。



洪性哲 sungchul@donga.com