ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)前総裁は15日、不法大統領選挙資金と関連し、「すべての責任を負って、刑務所へ行く」と謝罪した。李前総裁はまた、「ハンナラ党の不法大統領選挙資金は大統領候補だった私の指示で行われたもので、企業は私のことを見てそうした大金を渡したわけだから、大統領候補で最終責任者であった私が処罰されるのは当然だ」と話した。
李前総裁は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)のハンナラ党本部でこのような内容の国民向け謝罪記者会見を行った後、直ちにソウル瑞草区瑞草洞(ソチョグ・ソチョドン)の最高検察庁に自ら出頭した。
李前総裁は記者会見で、「昨年の大統領選挙でハンナラ党は企業から500億ウォン余りの不法選挙資金を受け取り使用した。こうした不法な方法を選んだのは全く正しくない事だった。これからいかなる追加的な不法資金が明らかにされても、それもまた私の責任だ」と明らかにした。
さらに李前総裁は、「代理人だけが処罰され最終責任者が後に隠れる風土では、決して大統領選挙資金の暗い過去を清算できない」と述べて、遠まわしに大統領選挙資金に関連しての盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の告白を促した。
ハンナラ党の不法大統領選挙資金事件と関連して、李前総裁が国民向けの謝罪を行ったのは10月30日に続いて今回が2回目だ。同氏は14日夕方、ソウル鍾路区玉仁洞(チョンログ・オクインドン)の自宅にユ・スンミン前汝矣島研究所長や李丙鏻(イ・ビョンギ)、李鐘九(イ・ジョング)前特補らを呼んで会見文案を整えたという。
ある側近によると、李前総裁は検察で「側近らが前もって私に企業から不法選挙資金を募金する計画を報告した際、『受け取って来い』と話した」と供述したと言う。
一方、大統領選挙資金捜査と関連して、検察の召喚通報を受けた崔燉雄(チェ・ドゥンウン)議員は16日、検察に出頭することにした。
鄭然旭 jyw11@donga.com