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米、イラクの抵抗勢力約100人を逮捕

Posted December. 22, 2003 23:17,   

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米軍側が21日発表したところによると、イラク駐留中の米軍が、フセイン元イラク大統領を拘束する際得た情報に基づいて、先週末、抵抗勢力を索出するための大々的な作戦を繰り広げ、およそ100人を逮捕した。

この索出作戦は、フセイン氏への忠誠度が高いバグダッド郊外のファルージャ、サマラ、ザルラ、そして、シリアとの国境地帯であるラワなどに集中した。とりわけ、米軍第3装甲機甲連隊が「サンタクロース」という作戦名で捜索作戦を繰り広げたラワには、通行禁止令が下された。

米軍の発表によると、同部隊はイラク人60人を逮捕しており、テロ攻撃の主謀者とバーツ党高官およそ100人を追跡中だという。AK小銃約10丁とロケット・ランチャー(RPG)も押収している。今回の索出作戦と関連し、リチャード・マイヤーズ米合同参謀議長は、FOXテレビに出演し「フセイン拘束以降、200人〜数百人を検挙している」と話した。

しかし、イラク抵抗勢力の攻撃は完全におさまってはいない。北部のモスルで21日午前、米軍車両の行列がRPGの攻撃を受けたが、はずれた。チークリートでも20日、米軍が武装抵抗グループ約20人と戦闘を繰り広げる過程で、1人を射殺した。

一方、逮捕されたフセイン元大統領は、武装グループの組織的抵抗に、予想よりはるかにより積極的な役割を果たしていたことが分かった。英日刊紙「デイリーテレグラフ」が21日報じたもの。同紙は、米軍情報将校らがこうした結論に到達したとし、これはフセイン元大統領への処遇に、大きな変化があり得ることを示唆するものと伝えた。

米軍当局は、フセイン元大統領が、イラク戦の終戦宣言以降に発生した抵抗勢力の暴力行為に介入していたとすれば、ジュネーブ協約によって付与された「戦争捕虜」の権利をはく奪されるだろうと警告してきた。同紙によると、フセイン元大統領が拘束当時に持っていた文書に記された抵抗勢力の指導者らを逮捕、尋問を行ったところ、フセイン元大統領が部下5人と随時接触し、命令を下していた事実が確認された。

米ニューヨークタイムズ紙も21日、フセイン元大統領が、同氏の出身部族の人的ネットワークに支えられて、スンニ・トライアングルゾーン(三角地帯)の小屋20〜30カ所を、隠れ家として活用しながら、抵抗勢力の活動を指揮していたことが分かったと報じた。



朴惠胤 parkhyey@donga.com