Go to contents

政府、北漢山貫通のサペ山トンネル工事を強行

政府、北漢山貫通のサペ山トンネル工事を強行

Posted December. 22, 2003 23:08,   

한국어

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は22日、慶南狭川郡海印寺(キョンナム・ハプチョングン・ヘインサ)を訪問し、大韓仏教曹溪宗の法傳(ポプジョン)宗正と法長(ポプジャン)総務院長に会い、ソウル外郭循環高速道路、北漢山(プクハンサン)貫通道路(サペ山トンネル)と関連して、「公論調査を考えていたが、真心が伝えられず履行できなくなった」との意を明らかにした。

これでサペ山トンネル工事は公論調査なしに再開されるものと見られるが、市民環境団体の強い反発のために難航が予想される。

盧大統領は、「昨年大統領選挙前、仏教界の立場を聞き入れ工事を白紙化すると公約したが、大統領になってみたら、工事の進展がだいぶ進み、その部分(トンネル工事)だけ残されていた」とし、トンネル工事に積極的に反対してきた仏教界に了解を求めた。

これに対して、法傳宗正は、「環境団体の役割も軽く考えられない。彼らをよく受け止め抱擁してほしい」と述べた後、法長総務院長に「大統領の国政遂行が困難なことはよくわかった。大統領の意を汲んで国政遂行によく協力するようにしてほしい」と指示した。

同日、盧大統領の協力要請に対して、文在寅(ムン・ジェイン)大統領民情主席秘書官は尹太瀛(ユン・テヨン)大統領府スポークスマンを通じて、「時間に手間取って公論調査ができずに工事継続となったことに対して、理解を求めたものと受け入れてもよい」と説明した。

これに先立って法長総務院長は17日、「仏教界が政府側が提案した公論調査を拒否したかのように盧大統領が責任を転嫁していることに対して遺憾である」と明らかにした。

一方、曹溪宗のある関係者は、「今回の会合を通じて、曹溪宗が公論調査なしにサペ山トンネル工事の再開を認めたと見ても無理がない」とし、「その代わり政府側に北漢山事態のような環境破壊的な開発の再発防止と法的な制度的整備を求める方針だ」と述べた。

だが、仏教環境連帯など市民団体の集まった「北漢山国立公園・水落山(スラクサン)・仏岩山(ブルアムサン)貫通道路阻止市民・社会団体連席会議」は同日声明を発表し、「政府が特定宗教団体と協議を通じて、サペ山トンネル貫通を敢行しようという動きに手を拱いてはいられない」と明らかにした。



金正勳 jnghn@donga.com