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なお続くサーズ、中国非常事態

Posted December. 28, 2003 23:19,   

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中国広東省の広州市で、今年の冬、初めての新型肺炎・サーズ(SARS)の疑いのある患者が発生した、中国はもちろん、香港、マカオ、台湾、日本などが非常事態体制に入った。

中国衛生部のスポークスマンは27日、広州市でサーズの疑いのある患者が発生して、隔離治療をしており、現在の状態は安定的だと発表した。

この患者は広州市に住むフリーランサーのテレビ製作者(32)で、16日から発熱と頭痛症状を見せ、20日に中山大附属病院に入院しており、肺炎診断を受けた24日に広州市第8人民病院に隔離された。

中国でサーズ疑惑患者が発生したのは、5月23日に世界保健機関(WTO)が広州市をサーズ感染地域から解除して7ヵ月ぶりだ。同氏は最近香港や外国に行ったことがないし、入院1ヵ月前まで野生動物も食べたことがないと話した。広東省衛生当局は現在、同氏家族や彼と接触した人からは疑わしい症状が出ていないと明らかにした。

中国は前回のサーズ隠ぺいで国際的な非難を浴びた点を意識しており、サーズ疑惑患者発生直後にWTOと香港及びマカオ衛生当局に事実を知らせており、専門家チームを現地に急派した。

北京市は24時間非常体制を稼動し、広東省から来た人のうち、発熱症状がある人に対する観察と検査を強化するように、すべての病院に緊急指示した。

台湾は17日、サーズ患者が発生したのに続き、広東省で疑惑患者が発生するや、中国、香港、マカオへ行って来た旅行客に対し、入国の際に体温検査などを行うことにした。特に正月と旧正月(来年1月22日)を前後して、中国本土と往来の多い時期に、サーズが蔓延する事態を食い止めるために特別警戒に入った。

広東省と人の往来のひんぱんな香港は空港と港に医療陣を配置して、本土に通う人たちに対する厳しい監視体制に入った。衛生当局は28日から広東省と香港検問所を通過するすべての人に健康状態の申告書を提出するようにした。



yshwang@donga.com hanscho@donga.com