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イランの地震被害拡大、世界各国から救援続出

イランの地震被害拡大、世界各国から救援続出

Posted December. 28, 2003 23:18,   

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地震で住民の大半が死亡または負傷し、事実上廃墟と化したイランの古代遺跡都市であるバムに世界各国の救助隊が集まってきている。しかし、唯一、生き残った病院は患者でごった返しになっているのに加え、電力と水の供給が中断された状態に、寒さまで襲い、被災者たちは3日間苦痛にさらされている。

イランの保健省長官は27日「バム市の人口10万人のうち、65〜70%が死亡または負傷したと推定される」とし「死傷者の集計は正確になされていない」と話した。

イランの内務省は、死者を2万人と推定しているが、ケルマン市の市長は「遺体を引き続き収拾している」とし「死者は4万人に達するかもしれない」と明らかにした。

生存者の救助作業は行われているが、27日までに助け出された生存者は20人余りに過ぎず、事実上これ以上の生存者が残っている可能性は薄いと現地の関係者は伝えた。

28日現在、フランス、トルコ、ロシア、ドイツなど世界21カ国以上が救援に乗り出しており、イランを「悪の軸」と規定して対話を断絶していた米国も同日、救援及び医療要員200人を派遣した。

韓国も、埋沒者探知機など救助装備を取り揃えた24人の119国際救助隊を現地に急派した。大韓赤十字社は被災者救援のために、5万スイスフラン(約4900万ウォン)を国際赤十字社連盟を通じてイランに渡しており、キリスト教社会福祉団体「善良な人々」と「韓民族福祉財団」なども人命救助要員と医療陣をイランに送ることにした。

一方、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は27日午後、ハタミ・イラン大統領に電文を送って「多くの人命と財産被害が発生したことに対して悲痛さを禁ずることができない」と慰めの意を伝えた。



異鎭 李鍾鎡 leej@donga.com taylor55@donga.com