最高検察庁中央捜査部(安大煕検事長)は昨年12月31日、国会で逮捕同意案が否決された7人の国会議員の中で、ハンナラ党の崔燉雄(チェ・ドンウン)議員に対して事前拘束令状を再請求することを決めた。
検察の関係者は、「崔議員がハンナラ党の不法大統領選挙資金募金に深く関与した上、他の疑いが追加で明るみに出る可能性が高いため、事前拘束令状の請求を検討している」ことを明らかにした。
「グッドモーニングシティ分譲不正」事件に係わったヨルリン・ウリ党の鄭大哲(チョン・デチョル)議員ら逮捕同意案が否決された残りの6人に対しては、犯罪の軽重によって選別的に事前拘束令状を再請求する方針だ。
一方、宋光洙(ソン・グァンス)検察総長は同日、記者団に対して、大統領府が検察の大統領側近不正捜査結果について遺憾を示したことに触れて、「捜査を受ける相手が捜査に不満を示すのはありえることで、気にしないで捜査を進めていく」と述べた。
宋総長はまた新年のあいさつを通じて、「法治主義の確立と透明かつ公正な検察権行使が切実に求められる時期に、事件の実態糾明と関係のない考慮は排除して、真実の発見と正義の実現に力を注がなければならない」と述べた。
丁偉用 viyonz@donga.com