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銀行売却は国内機関に優先権 公取委員長が検討表明

銀行売却は国内機関に優先権 公取委員長が検討表明

Posted January. 04, 2004 23:04,   

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姜哲圭(カン・チョルキュ)公正取引委員長は3日「韓国の金融市場が外国資本に食い込まれるのは問題だ。外資の過度な進出による副作用を防ぐためには、国内銀行を国内機関投資家に優先的に売却する方策を積極的に検討すべきだ」と述べた。

姜委員長は、同日東亜(トンア)日報経済部が新年企画で開催した「2004年経済政策座談会」で、通貨危機以降、韓国の金融市場に急速に進出している外資についての憂慮を表明し、このように強調した。

姜委員長は、「グロバール経済の下では原則的に資本の国籍にこだわってはならない」と前置きした上で「しかしながら、国の基幹産業は例外であり、金融産業は準公共財の領域に属するだけに、基幹産業に含まれるといえる」と述べた。

また、「外資の流入は金融会社の経営と資産の透明性を高め、先進の危険管理手法を拡散させる上で役立つ。しかし、経済危機の際、外資が一気に離れてシステム・リスクまでもたらし、国内産業の情報が漏れる副作用も考慮すべきだ」と強調した。

姜委員長は、このため△外資に最小限の金融機能の維持を義務付けること△国内銀行を国内の機関投資家に優先売却△外資の性格と健全性への審査強化△国内金融機関を外国に売却する際、ファンドよりは銀行資本を優先することなどを代案として示した。

一方、同日の座談会に出席した左承喜(ゾァ・スンヒ)韓国経済研究院長は「外資に韓国の金融市場が奪われているのは、政府が外資と国内資本を差別する政策によるところが大きい」と、国内外の資本間の同等な競争基盤作りを促した。



高其呈 koh@donga.com