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米、2020年メドに月に永久基地建設

Posted January. 15, 2004 23:16,   

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ブッシュ米大統領は遅くとも2020年までに月に宇宙飛行士が滞在できる永久基地を建設した後、これを土台にして30年には火星に有人探査船を打ち上げるという野心に満ちた宇宙計画を14日発表した。

ブッシュ大統領は同日、ワシントン航空宇宙局(NASA)本部で演説し、「月に人間が長期間滞留できるようにすれば、それ以上の宇宙探険費用を大幅に減らすことができ、さらに野心的な任務遂行ができるようになる」とし、このように述べた。

ブッシュ大統領は、議会にNASAの予算を5年にわたって10億ドル増額することを要請し、今後の5年間、NASAに割り当てられた予算860億ドルのうち120億ドルを宇宙探査計画に使うと述べた。続いて、「従来の宇宙往復船に代わって、宇宙飛行士を宇宙ステーションと月に運ぶことのできる画期的な有人探査船(CEV)も開発する」とつけ加えた。

このため、米国は現在15カ国が共同参加している国際宇宙ステーション任務から10年ごろ手を引いて、独自の宇宙計画に集中するものとみられる。

ブッシュ大統領が明らかにした宇宙計画は、ケネディ元大統領の宇宙計画以後、もっとも画期的なものであるが、天文学的な費用が必要な上、大統領選挙をにらんでのものだという議論も提起されているため、実行には困難が予想される。



maypole@donga.com