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[社説]FTA、来月9日までに必ず批准すべきだ

[社説]FTA、来月9日までに必ず批准すべきだ

Posted January. 24, 2004 23:47,   

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チリ上院は22日、韓国との自由貿易協定(FTA)批准同意案を特別本会議において満場一致で成立させた。おととし秋、両国の首脳が署名した韓国—チリのFTAは、韓国国会が表決を二度も流していなかったならば、とっくに発効されていたはずだ。

チリとのFTAが発効されれば、韓国側の年間農村被害は4000万ドル、貿易投資は4億〜5億ドルと推算される。政府は、該当農民に被害以上の支援を約束した。多数の農民団体もFTAが避けて通れないものだということを認めている。にもかかわらず、一部反対派の農民団体は世界貿易機関(WTO)農業交渉が妥結されるまでFTAを先送りしようと、無理な要求をしている。WTO交渉の目処が立っていないため、かえってFTAが緊要であり、そのため主な貿易国はFTAの拡大に必死で取り組んでいる。140WTOメンバー国の中で、たった一つのFTAも締結できていない国は、韓国とモンゴルしかない。

今からでもチリとのFTAを成立させ、他の国ともこれを積極的に推進するのは、国益のための選択だ。輸出増大抜きの成長は期待できず、成長なしの農村支援も福祉増進も分配改善も看板倒れに過ぎない。

全国農民団体協議会は、今年の新年の挨拶で、FTA批准に反対する一部の国会議員に対し「農業を考えるより、票と議席と利益ばかりを追い求め、農業の希望を奪っている」と批判した。FTAの遅れは、また大多数の一般納税者の負担増につながる。

国会は韓国—チリのFTAを朴𨛗用(パク・グァンヨン)議長の約束のように、警護権を発動してでも、来月9日必ず成立させるべきだ。このため、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領をはじめ、政府側と崔秉烈(チェ・ビョンリョル)ハンナラ党代表、趙舜衡(チョ・スンヒョン)民主党代表など、各政党の指導部は残りの半月間、有効な努力を傾注すべきだ。そうしなければ、経済と民生を口にする資格がない。