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どうなる、総選挙? 旧正月連休の民心を追う

どうなる、総選挙? 旧正月連休の民心を追う

Posted January. 24, 2004 23:22,   

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「ふたを開けてみないと分かりませんが、たぶん人物中心の戦いになるでしょう」

旧正月の連休期間、東亜(トンア)日報の記者たちが取材した各地の有権者たちの共通した総選挙への民心は「よく分からない」だった。なおさら厳しい経済状況と失業問題、大統領選挙資金不法募金事件で政界に対する不信は頂点に達し、冷ややかな反応も多かった。とはいえ3金時代が終焉を告げ、地域対立構図の解体の兆しがうかがえる政治激変期に行われる4月の総選挙で「票心」がどこに流れるかを気にしていた。

▲慶尚道地域〓「ハンナラ党が変われば投票するが、そうではなければ私は投票しない」。ハンナラ党のある幹部は旧正月の連休中に故郷である大邱(テグ)で会った親戚たちの反応をこう伝えた。依然としてハンナラ党を支持はするものの、2回も大統領選挙で敗れたことによる後遺症が少なくないようだという。

釜山(プサン)が故郷のビジネスマンのチョン氏(38)は最初から怒り出した。同氏は「経済をこんな状態にしておいて投票をしてもらいたいのか」と問い返した。ハンナラ党や盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する失望と不満の声が高かった。ハンナラ党の鄭義和(チョン・ウィファ)議員は「心配していたとおりだ。ハンナラ党に対する失望が大きくて 『党より人物を見て投票する』という人が多かった」と伝えた。しかし、李康斗(イ・ガンドゥ)政策委議長は「国民感情は与野党がどうして争うのかということだが、行ってみたら大統領を誤って選んでこんなに苦労すると思っている人が少なくなかった」と話した。

▲全羅道地域〓全羅北道(チョルラブクト)と全羅南道・光州(チョルラナムド・クァンジュ)地域では相反する微妙な気流が漂った。全北の場合は盧大統領よりはこの地域出身である鄭東泳(チョン・ドンヨン)ヨルリン・ウリ党議長に対する期待感が大きかった。ユン・チャンソン氏(41)は「盧大統領に対する印象は良くない。しかし鄭東泳ブームが起きて、都市部ではウリ党、農村地域では民主党が強みを見せているようだ」と話した。

光州と全羅南道地域でも温度差が感じられた。光州が故郷である公務員J氏は「盧大統領に対する愛憎が交錯している。盧武鉉政権を作ったというプライドと盧大統領の言動や民主党離党に対する裏切りの気持ちが有権者を悩ませている」と話した。ウリ党の李秤秀(イ・ピョンス)広報室長は「光州はリードしているし、全羅南道も(金大中氏の長男)金弘一(キム・ホンイル)議員の離党で好転している」と見ている反面、民主党の鄭哲基(チョン・チョルギ) 議員は「民主党の支持率は大きな変化がないが、ウリ党は盧大統領に対する拒否感のため良い評価を得ていない」と主張した。

▲忠青道〓「JP(金鍾泌・前自民連総裁)はもう終わったのではないか」「だからといって気に入る政党があるのか。忠清道(チュンチョンド)は自民連を押さなくてはならない」。忠清圏の中でも忠清南道(チュンチョンナムド)では自民連の存亡をめぐる議論が多かった。自民連の金学元(キム・ハクウォン)院内総務は「JPが総選挙後に2線に退くと言うから同情世論が起きている」と主張した。ある元官僚は「盧大統領は不法大統領選挙資金規模「10分の1」云々する前に自分が吐き出す言葉を10分の1に減らさなければならない」と話した。

しかし、大田(テジョン)と忠清北道(チュンチョンブクト)地域では行政首都移転によるウリ党に対する期待感も少なくなかった。ビジネスマンのシン氏(41)は「ウリ党がそれでも与党ではないか。行政首都移転など地域懸案があるので与党を押さなくてはならない」と話した。忠清北道ではハンナラ党の存在が搖れながら、自民連−ウリ党−ハンナラ党の3巴戦を予想する人々が多かった。