2日ベトナムとタイで鳥インフルエンザに感染した患者が1人ずつ死亡した。
ベトナム・ホーチミン市の病院に先月29日入院していた18歳の少年が同日亡くなった。この少年は、鳥インフルエンザウィルスであるH5N1の陽性判定を受けた。これで、ベトナムで鳥インフルエンザで死亡した人は9人に増えた。
タイの疾病統制センターは、真性患者(58・女)1人と疑いの患者3人がそれぞれ死亡した、と同日明らかにした。
タイでは、これまで鳥インフルエンザの真性患者3人と疑い患者10人がそれぞれ亡くなった。これで、アジア地域では、ベトナムとタイを合わせて鳥インフルエンザで総勢22人(疑い患者含む)が命を失った。
一方、ベトナムの姉妹が鳥インフルエンザ(H5N1)に感染し、「人から人への感染の可能性がある」と世界保健機関(WHO)が公表した問題に対し、現地の医療陣はこの姉妹と兄が結婚披露宴のご馳走料理を準備して、直接アヒルを処理したということを明らかにし、人と人への感染の可能性に疑問を投げかけた。
中国の甘肅省では、大規模の鶏が処分され、鳥インフルエンザがこの地域にまで広まったのでは、という疑惑がもたれている。甘肅省の安寧県では、先週から数千羽の鶏を処分する作業が行われたと、AFP通信が2日報じた。
中国では、今まで計31省のうちの10省で14件の鳥インフルエンザの確認または疑い例が報告されている。
異鎭 leej@donga.com