最高検察庁は3日、国会・聴聞会の証人に採択された宋光洙(ソン・グァンス)検察総長をはじめとする捜査関係者らと関連、証人として出席しないとの方針を固めた。
最高検の安大煕(アン・デヒ)中央捜査部長は、個人の意見であることを前提に「捜査が終わっていない状況で聴聞会が行われると、捜査に圧力を加える素地がある」とし「捜査が進行中の状況で捜査関係者らが聴聞会に出席するという悪しき前例を残す恐れもある」と話した。
一方、中央捜査部は同日、東遠(トンウォン)グループが02年の大統領選当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補陣営に50億ウォン(約5億円)を提供したとの情報を公開した金景梓(キム・ギョンジェ)民主党議員を、国会・聴聞会以降に召喚して調べる方針だと伝えた。党内選挙資金の疑惑と関連して、検察は、盧大統領と事実上の与党であるヨルリン・ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長を告発した民主党側の代理人を近く呼んで、告発した経緯と物証を保有しているかどうかについて事情聴取する予定だ。
検察はまた、三星(サムスン)グループと現代(ヒョンデ)自動車が役員・職員の名義で盧候補陣営に支援した9億6000万ウォン以外に、追加の不正資金がある可能性にも注目し、捜査を進めている。安中央捜査部長は、これと関連し「三星と現代自動車などへの捜査は依然として終わっていないことを明確にしておきたい」と話した。
検察は、先月30日に事前逮捕状が棄却されたハンナラ党の朴尚奎(パク・サンギュ)議員については、早ければ今週末ごろに逮捕状を再請求する計画だ。
丁偉用 viyonz@donga.com jefflee@donga.com