Go to contents

李ハンボム、奇跡のプロ入団果たす!

Posted February. 04, 2004 00:43,   

한국어

168センチしかない身長にストリート・バスケットボール出身で高卒の学歴。ここに砲兵として軍服務。履歴だけ見ればプロバスケットボールのコートとは縁が遠い。

しかし、奇跡が起きた。プロバスケットボール選手の夢が叶ったのだ。その主人公は李ハンボム(24)。4日、ソウル教育文化会館で行われた韓国バスケットボール連盟(KBL)新人ドラフトで彼は全体14位で指名を受け、KCCユニホームを着ることになった。自分の名前が呼ばれた瞬間、李ハンボムは信じられないという表情で涙を流した。プロバスケットボールのドラフトを経た最初の高卒出身で、同時に最短身選手の誕生。

「何とも言えないぐらい嬉しいです。これまで苦労した記憶が頭をよぎりました。大変だったんですが、決してあきらめなかったんです」

中学2年生の時、漢江(ハンガン)の水辺で遊びで友達とバスケットボールを楽しんだ彼は、シン・ドンチャン前錦湖(クムホ)生命監督の目に入って、選手に変身し、弘益(ホンイク)大学付設高校で有望なポイントガードとして注目された。98年末、成均館(ソンギュングァン)大学にスカウトされたが、修学能力試験(日本のセンター試験)の点数が足りなくて大学進学に失敗する痛みを経験した。

大学よりプロに直行すると心を決めて、2001年プロバスケットボールドラフトに挑戦したが、再び苦杯を喫した後、その年軍に入隊して、京畿道漣川(キョンギド・ヨンチョン)のある前方部隊で兵士として服務した。軍に服務している間もバスケットボールに対する未練は捨てきれず、ひまさえあればウエートトレーニングに励みながら身を鍛えた。昨年6月除隊した後、母校の弘大付高でずっと下の後輩たちと訓練してきた結果、ついにプロの舞台に足を踏み入れることができるようになった。

覚悟を固めるため、この前、頭を剃った李ハンボムは、「率直に言って、練習生としてでも選ばれたかったです。大変な過程を潜り抜けてきただけに、期待にそぐわないように頑張ります」と涙ぐんだ。

彼の父親の中堅タレント、李ビョンチョル氏(56)は、「ハンボムがこれまで孤独に運動するのを見守っていて、すごく胸が痛んだ」と話し、息子と感激の抱擁を交わした。

李ハンボムを指名したKCCのシン・ソンウ監督は、「何年か前、練習試合で彼を初めて見たが、印象的だった。瞬発力が早くて優れた技を持っている」と話した。

一方、同日のドラフトで、ポイントガードのヤン・ドングン(23、漢陽大4年)は全体1位で指名を受けて、現代(ヒョンデ)モビスのユニホームを着るようになった。KCCの指名を受けた後、直ちにモビスにトレードされたもの。先月、モビスが外国人選手のバセトをKCCに渡す代わりにホープを迎え入れて、指名権を交換した結果だ。今年で7回目を迎えたドラフトで漢陽(ハンヤン)大学出身が全体1位で選抜されたのは今回が初めて。

TG三宝(サムボ)のヤン・ギョンミンの教え子のヤン・ドングンは、昨年のバスケットボール祭りで1試合当り平均18点、5リバウンド、3アシストを記録した。

ヤン・ドングンの龍山(ヨンサン)高校1年後輩で3年生を終えてプロに飛び込んだガードの李ジョンソク(延世大)は2位でSBSに選抜。今度のドラフトでは参加者33人の中で歴代2番目に少ない17人がプロに進出した。



金鍾錫 kjs0123@donga.com