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再会した「LG3人組」

Posted February. 06, 2004 00:47,   

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「あのころは本当に楽しくて幸せだった」。

蚕室(チャムシル)野球場はファンで満ちあふれLGツインズは勝ち続けていた。外見と実力を兼ね備えた「3人組」のユ・ジヒョン(33)、徐溶彬(ソ・ヨンビン、33)、金宰鍱(キム・ジェヒョン29)が主導し、LGは野球ブームを引き起こしていた。

「その時は野球をすることが楽しくて幸せでした。試合開始数時間前から胸をときめかしていましたから。グラウンドに立つことが唯一の楽しみでした」(ユ・ジヒョン)

94年LGは韓国シリーズで全盛期を謳歌していた。

6日、京畿道九里市(キョンギド・クリシ)にあるLG訓練場チャンピオンパークを訪問した。

「我々みたいな『非主流』の写真を撮ってどうするんですか」3人で一緒にポーズをとってほしいという注文に末っ子の金宰鍱から「非主流」という表現が出てきた。

昨年、シーズン終了後、自由契約選手(FA)となったユ・ジヒョンは、他の球団から声もかけられず、「仕方なく」締め切り2日前にLGと1年契約をした。契約金1億ウォン、オプション1億ウォン、年俸は2億3000万ウォンで昨年と同じ条件。

他の選手らは数十億の契約をしているのに1年の成績不振で冷たくされ、悲しい思いをしただろう。

金宰鍱は「覚書」問題で球団と神経戦を続けた。股関節の負傷が再発した場合、球団に責任を問わないという内容の覚書だった。昨年復帰するために仕方なく書いた覚書だった。今年、「完治したので覚書を破棄してほしい」と球団に要求したが、受け入れられなかった。「判子は押したが、いい気持ちではありません」

31歳で軍隊に行った徐溶彬。彼は28カ月間の公益勤務要員(兵役の一種)だ。今年11月には除隊をするが、来年は34歳。再起が可能かは不透明な状態だ。若くて優秀な選手も多いなか、果たして再起が可能だろうか。

旧「主流」3人の事情がこうだから金宰鍱が「非主流」という表現を使うのも無理はない。しかし、この「非主流」にも夢と希望がある。それが3人が氷点下の寒いなか、汗をかいて練習に励んでいる理由でもある。

LGは現在、1軍の選手らはオーストラリアでキャンプを開始した。金宰鍱とユ・ジヒョンは契約が遅れたため、九里で2軍選手らと一緒に訓練をしている。1軍の選手らが戻ったら13日ごろ、日本の沖縄でのキャンプに合流する計画だ。

徐溶彬は昨年末から時間をつくって九里の訓練場で練習をしている。運動をしてから軍務に戻る。「今年は練習試合などもやって野球も感覚を取り戻す」と意欲を見せた。今シーズン金宰鍱は「守備は苦手な選手という汚名を返上したい」との覚悟だ。ユ・ジヒョンは「40歳まで野球をする自信がある」と抱負を述べた。

再会した「LG3人組」、3人は10年までの輝かしい栄光の時代を取り戻すことができるのだろうか。しかし、94年当時も新人指名41位だった徐溶彬がこれだけいい成績を上げるとは誰も予測できなかった。



ssoo@donga.com