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KCC、現代エレベーター株式の公開買収を宣言

KCC、現代エレベーター株式の公開買収を宣言

Posted February. 12, 2004 23:05,   

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金剛高麗(クムガンコリョ)化学(KCC)の鄭相永(チョン・サンヨン)名誉会長が現代(ヒョンデ)グループ経営権を絶対あきらめないといって、現代エレベーター株式の公開買収を宣言した。

これは政府がKCC側が公示義務を違反して買収した持分20.78%に対し処分命令を下すやいなや、直ちに反撃に乗り出したもので、KCCと現代グループの激しい持ち分競争が再発する見通しだ。

過去の事例をみる際、公開買収を通じた敵対的買収・合併(M&A)は買収企業と被買収企業の両方に致命的な被害を与え、いくつかの会社は不渡りになったこともある。

KCCは2月18日〜4月13日、現代エレベーター株式57万1500株(8.01%)を1株当たり7万ウォンで公開買受することに決め、このうち50万株はKCCが、7万1500株は大株主である鄭相永会長が買い入れると12日、明らかにした。

KCCは、「既存の大株主である金ムンヒ氏と経営権紛争があるので、株式の追加的な取得を通じて安定的な経営権を確保することで経営権紛争状態を終了させるためだ」と公示し、経営権掌握への意志を明確にした。

KCCは証券先物委員会が処分命令を下した20.7%の中で3つのミューチュアルファンド保有分7.87%を先に市場で売った後、8.01%を公開買受し、鄭相永会長の新韓(シンハン)BNPパロバ投資信託運用の私募ファンド株式(12.91%)も同じ方式で処理するものとされている。

KCCの公開買受が成功すれば、KCCの現代エレベーター持ち分は再び37%台に高くなり、玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代エレベーター会長など現代グループ友好勢力が保有した持ち分30%を追い越すようになるので、玄会長は経営権を防御し難しくなる。

一方、現代グループは、「道徳的名分を失ったKCC側が結局持ち分争いを始めた」と批判し、株式追加買い入れなど多様な対応策を講じている。



金斗英 nirvana1@donga.com