「なんでルドルフの赤鼻?」
11日ウリィ金融グループ杯04女子プロバスケットボール冬季リーグの現代(ヒョンデ)対三星(サムスン)生命の試合が行われたソウルの奬忠(チャンチュン)体育館。現代の金ヨンオクの鼻がルドルフの赤鼻になった。酒も飲まない女子選手の鼻がなぜ赤いのか。
「きついです。体力があるとよく言われましたが、最近はそれも底についたようです。どう走ったかわかりません」
酒のために赤鼻になったのではなく、疲れで鼻がこすれて赤くなったと吐露する。
国家代表4人組(ビョン・ヨンハ、イ・ミソン、パク・チョンウン、キム・ケリョン)の豪華メンバーを持ってしても、この試合で現代に負けた三星生命の朴インギュ監督も一言。「重要な節目に主力が力を出し切れない…」。
みんな体力の問題という。それも一様に代表チームのためだという。「代表チームの練習があまりにもきつくて…」。「あんな特訓は初めてです」。
一体代表チームでどんな特訓をしているのか。
女子バスケ代表チームの特訓スケジュールを見てみよう。まず午前の4時間の練習のうち2時間以上がウェイトトレーニング。午後はゴムバンドを足と肩にかけて体を伸ばす力をつける訓練が続く。選手が最もきついとする「地獄訓練」は毎週1回。佛岩山(ブルアムサン)の丘を10回往復。おがくずの道10回往復。泰陵(テヌン)選手村のトラック10周のコースだった。そのうち「走っている途中で吐く選手が続出した」というのが選手たちの言葉。
代表チームを率いる朴ミョンス監督(ウリィ銀行)は「体力第一主義」。「技術よりも精神力。精神力よりも体力が先だ」というのが監督の持論である。
朴監督がウリィ銀行の選手によく言って聞かせる言葉がある。「嫁が明け方に台所の火種を落とすと怠け者だと怒られたものだ。こんな精神でウリィ銀行の体育館には明け方にも明かりがつけていなければならない」。
練習の60%は体力訓練。午前5時半に起床し、6時にシュートの練習、午後9時半まで4回にわたって訓練する。他のチームより早く起きて1日の訓練回数も1回ほど多い。
最近ウリィ銀行の成績が芳しくないとして朴監督は髪を刈り上げた。そうでなくても虎のような監督が頭まで丸めて怒鳴るのだから、ウリィ銀行の選手はやりきれない。
代表選手の体力低下は冬季リーグのパワーシフトと関係なくはない。代表選手の数と成績が反比例しているのだ。代表選手が一人だけの国民(ククミン)銀行と錦湖(クムホ)生命がそれぞれ1位と2位に上がっているのがよい例だ。反面最強メンバーの三星生命は共同2位に落ち込み、代表選手が3人ずつあるウリィ銀行と現代も共同4位。
代表チームでガードを担当した金ヨンオクは、「1ラウンドでは勝負よりも体力を取り戻すのに気を遣った」とし、「他のチームにいる代表選手も事情は同じだ」と述べた。
李元洪 bluesky@donga.com