ハンナラ党の崔秉烈(チェ・ビョンニョル)代表の最側近たちが20日、首都圏の若手議員グループと重鎮議員らの崔代表退陣論に加勢したことで、崔代表退陣への圧力が、益々強まっている。
しかし、崔代表本人は、退陣の要求については、取りあえず否定的な立場を示しているという。
首都圏の初再選議員が中心となっている「救党の会」と、大邱(テグ)—慶北(キョンブク)地域議員の集まり、重鎮議員グループおよび出馬を断念した議員グループなど、反崔グループと崔支持グループから成る「慶尚道圏の集い」の代表らは同日午前、国会の代表事務室で洪思鄹(ホン・サドク)院内総務ら党3役と会合を開き、「崔代表の先退陣、後収拾」で一致した。
会合の後、救党の会に所属する元喜龍(ウォン・ヒリョン)議員は「参加者のうち、慶尚道圏の集いを除いて、ほとんどの議員が崔代表の迅速な退陣に同意しており、任太熙(イム・テヒ)代表秘書室長を通じて、今日午後、地方滞在中の崔代表に伝えた」ことを明らかにした。
崔代表の最側近とされる尹汝雋(ユン・ヨジュン)議員も、同日午前、電話を通して崔代表自らの退陣を促した。
これに対し、崔代表は「私の進退問題より、分党の方が心配だ。選挙対策委員会を構成した後に、第一線からの後退を検討したい」との立場を明らかにしたと、洪準杓(ホン・ジュンピョ)戦略企画委員長は伝えた。
崔代表はこの日、加平郡(カピョングン)から江原道(カンウォンド)の某所に移動、今週末に帰京し、22日ごろ記者会見を通じて、自らの進退問題に対する立場を表明するものとされる。
鄭然旭 jyw11@donga.com