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不妊治療成功率50%に上昇

Posted February. 22, 2004 23:46,   

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▲不妊、きちんと理解しよう〓02年の韓国保健社会研究院発表によると、夫婦の13.5%が不妊だという。

不妊の原因は夫と妻に半分ずつある。生殖器官の奇形、精子や卵子の異常など、その原因も様々だ。それなのに、「七去の悪」などという儒教の弊習を振りかざして妻ばかりに責任を押し付けては困る。実際は夫に問題があるのに、妻に治療を強要する場合が少なくない。

不妊検査は健康保険の適用を受ける。しかし、肝心な試験管ベビーの施術には保健が適用されない。そのため、費用だけで数百万ウォンから数千万ウォンにのぼる。幸い、保健当局から不妊治療の保健適用を増やすという発表があり、不妊夫婦には小さな慰めになっている。

試験管ベビーの成功以来、世間を驚かせるような治療法は出ていない。しかし、妊娠成功率は従来の30%から40〜50%まで高まった。体外受精と子宮内着床の精度を高くしたためだ。

▲成功率を高める〓最近、最も脚光を浴びている手法は「卵子内精子注入法(ICSI)」だ。夫に問題がある場合に行う。健康な精子を選び、卵子の内部に直接注入し、授精を誘導する。平均成功率は50%にもなる。

着床前受精卵の一部を取り出して遺伝子異常を検査する「胚芽遺伝子診断(PGD)」も拡大している。遺伝的な欠陥のある受精卵を取り除き、健康な受精卵を着床させ、奇形児の出産を防ぐという利点がある。しかし、姓鑑別など倫理的な論議の余地もある。未成熟卵子を採取して成熟させた後、精子を注入する方法も増えている。また、卵子を採取して冷凍し、後に使う卵子銀行の試みもある。

試験管で授精した胚芽の一部を冷凍し、後で取り出して移植する場合もある。胚芽移植による妊娠成功率は30%程度。

現在、精子の前段階の精原細胞を培養し、正常の精子に育てる研究が活発に行われている。この研究が成功すれば、男性の問題による不妊を相当解決できる。

▲不妊の危険、未然に防ぐ〓不妊医学者は、先天的な原因でない場合、年齢、肥満、喫煙、性病を不妊の4大要因として挙げている。普段から注意していれば、妊娠の成功率はある程度高めることができるというのだ。

女性は200万程度の卵子を持って生まれ、その後は作られない。卵子は思春期に20万〜30万に減り、40歳以後は残り少なくなる。試験管ベビーの成功率は30代初めの50〜60%から30代半ばの30%、40代初めには20%へと急激に落ちる。40代後半になると、5%にも及ばない。従って、不妊の兆候が見られたら、30代半ば以前に病院に行った方がいい。男性の場合は、精子が年齢の影響を受けず、一生生産される。

不妊原因の約12%が女性の肥満による。体脂肪が多ければ、女性ホルモンであるエストロゲンが過度に分泌され、一種「避妊剤」の役割をする。不妊の女性でもぜい肉を落とせば、また妊娠できるようになる場合が少なくない。一方、体脂肪が少なすぎても、生理周期が不規則になり、不妊になる場合もある。

女性の喫煙は致命傷。英国のある調査によると、女性の不妊の13%が喫煙と関連があった。

◆アドバイス〓チャ病院女性医学研究所の尹泰基(ユン・テギ)教授、乙支病院不妊閉経期センターの金世雄(キム・セウン)教授、三星第一病院泌尿器科の徐柱泰(ソ・ジュテ)教授



corekim@donga.com