ハンナラ党の崔秉烈(チェ・ビョンヨル)代表は22日、「近いうちに後任の代表を選出する党大会を開き、新しい代表に代表職を移譲して平党員として残る」と述べ、党内の退陣要求を受け入れた。しかし、崔代表は党内若手派の党大会前の非常対策委員会設置要求を一蹴して、現在進行中の公認作業を終えた後、党大会を通じて代表職の引き継ぎをすると述べた。
このため、来月15〜20日に実施される臨時党大会で選出される次期指導部が第17代総選挙を陣頭指揮することになり、後任代表選出のための党内勢力の合従連衝が本格化する見通しだ。
崔代表は同日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で記者会見を開き、「今回の党大会は単に新しい代表を選ぶだけではなく、改革的な公認作業による斬新な候補らが主役となり、ハンナラ党が未来指向で健全・合理主義に土台を置いた新しい国民政党として生まれ変わるキッカケになるだろう」とし、このように述べた。
崔代表は、「現在の我が国は、北朝鮮寄りの反米傾向の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権と社会団体を偽装した急進左派勢力が力を合わせ、総選挙で勝利するため手段を選ばずにいる。したがって今回の総選挙は単にハンナラ党の運命がかかっているだけではなく、この国の未来がかかっている選挙だと確信している」とつけ加えた。
公認作業と関連して崔代表は、「今回の党大会は公認候補全員が決まった後、一緒に参加して『ニュー・ハンナラ党』を作るキッカケにしなければならない。このため、党大会は公認作業完了後に開くのが筋だ」と強調した。
任太煕(イム・テヒ)代表秘書室長は崔代表の会見直後、「崔代表は今回の党大会に絶対出馬しない。まもなく事務総長を中心に党大会の準備に着手する。公認候補者の大会を兼ねる今回の党大会では、党綱領と政策を修正するなど、第2の創党と言えるほどの変化が生まれるだろう」と述べた。
一方、南景弼(ナム・ギョンピル)、元喜竜(ウォン・ヒリョン)、権寧世(クォン・ヨンセ)、鄭柄国(チョン・ビョングク)議員ら、「救党の会」所属の若手議員8人は記者会見を開き、「崔代表の自己犠牲と勇断を歓迎する。しかし、新しい代表を選出する過程が歪曲されたり後退するようなことは決して座視できない」と述べた。
鄭然旭 jyw11@donga.com