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北朝鮮とIAEAが非公式協議

Posted February. 24, 2004 22:53,   

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北朝鮮の核問題をめぐって25日、中国北京でスタートする次回6者協議を控えて、北朝鮮核問題の進展を示す前向きな兆しが相次いで出ている。共同通信は24日、オーストリア・ウィーンにある北朝鮮大使館の核問題担当参事官が今月初め、国際原子力機関(IAEA)核査察局の幹部に会い、02年12月に北朝鮮がIAEA査察官を寧辺(ニョンビョン)から追放して以降、中止された核査察を再開する案について、非公式協議を行った、と報じた。

同通信は、IAEA当局者の話として「北朝鮮側が、次回6者協議の結果次第で、寧辺実験用原子炉への査察再開を受け入れる可能性があることを示唆した」とした上で、IAEA側が査察再開のほか核不拡散条約(NPT)への復帰を求めたと報じた。

同通信によると、これは、北朝鮮が「核完全放棄の第1段階」として表明してきた核開発の凍結に向けて、具体的な動きを見せたものという。一方、バウチャー米国務省報道官は23日「米国は、次回6者協議で、北朝鮮の核の完全廃棄と検証を具体化する実務グループ(working group)の構成に、進展があることを期待している」と述べた。

韓国と北朝鮮、日本、米国、中国、ロシアの6ヵ国は25日午前、北京の釣魚台第17号館「芳菲苑」で、6者協議の開幕式典を行い、国家別に基調演説を行った後、南北間、米朝間など多様な二国間接触と実務協議を繰り広げる。

これに先立って24日午後、北京入りした韓国代表団は同夕8時から北朝鮮代表団と会同した。韓国代表団はこの日、中国代表団とも接触しており、戴秉国・中国共産党対外連絡部長が主催した晩さん会にも出席した。