ヨルリン・ウリ党が目指す完全開放型の国民参加による公認候補選び選挙で、外部から参加した新人たちが「土着候補」に押されて相次ぎ脱落するや、選挙無用論が頭をもたげてきている。
先月29日、大田西区(テジョン・ソグ)での公認候補選挙で、朴範界(パク・ボムゲ)前大統領府法務秘書官が学院理事長出身の具論会(ク・ノンフェ)候補に敗れたのに続き、同じく外部から参加した崔彰桓(チェ・チャンファン)前イーデイリー代表もソウル恩平乙(ウンピョン・ウル)での公認候補選挙で、地元に基盤をおいている候補に押されて惨敗した。
これに先だち、MBCラジオ経済コラムニストの金芳煕(キム・バンヒ、ソウル西大門乙)、「朴釘語学院」院長の朴釘(パク・ジョン、京畿道坡州)副スポークスマンと権五甲(クォン・オガプ、京畿道高揚・徳陽乙)前科学技術部次官も公認候補選びで脱落した。
有権者の無関心から平均300〜500人だけが参加した中で行われた。さらに外部から参加者した新人たちの場合、広報活動の機会も得られないまま直ちに公認候補選挙に臨まなければならなかったため、引き続き議論を呼ぶものとみられる。
甚だしい例としては29日に予定されたソウル冠岳区(クァンファクグ)の公認候補選挙。選挙人団(1016人、選挙区人口の0.5以上)すら構成することができず、取り消しとなった。
一方、29日に締め切られたウリ党の比例代表制候補の受付結果(午後4時半現在)、金明子(キム・ミョンジャ)前環境部長官、朴映宣(パク・ソンヨン)スポークスマン、梁承淑(ヤン・スンスク)予備役将軍と朴英淑(パク・ヨンスク)韓国仮親協会会長、崔乗震(チェ・スンジン)前領事、金辰浩(キム・ジンホ)前合同参謀議長ら173人(男131人、女44人)の登録が受付、集計された。
李勳 dreamland@donga.com