米民主党の大統領選候補者たちが、ブッシュ大統領の北朝鮮核問題をめぐる6者協議の交渉態度を集中的に非難した。
ケリー上院議員やエドワーズ上院議員ら4人の候補は先月29日、「スーパーチューズデー」予備選挙(3月2日)を控え最後に開かれたCBSテレビ主催の討論会で、特に北朝鮮との直接交渉を求めた。
民主党大統領選候補者たちは、北朝鮮の核兵器に関する明らかな情報があって、隣国に対して実際に現存する脅威になる場合、軍事力を動員するか、という司会者の質問に次のように答えた。
▲ケリー候補〓北朝鮮と関連して重要なことは、中国、日本、韓国と米国の利益、そして北朝鮮の利益の間で解決すべきことがあるという点だ。ブッシュ政府はクリントン前大統領とペリー当時北朝鮮政策調整官の非常な努力に従わなかった。
ブッシュ政府は対話を続けようとしなかったため、世界を不安定にした。私が大統領なら直ちに対話に乗り出し、(武力を使用する)そのような状況は避けることができると信じる。
6者協議の進展は微々とし、遅々として進まない。やむを得ずするようなものだ。膝を突き合わせて直接交渉をしていない。私は、核だけでなく経済や人権、軍事力配置などのすべての重要な韓半島問題を交渉のテーブルに乗せる。
▲エドワーズ候補〓(そのような状況なら)軍事力の使用を排除しないだろう。しかし何よりもまず、これまで進めてきた交渉が出発点にならなければならない。ロシアを始め多くの国が協議に参加しており、米国はこのすべての国の協力が必要だ。
問題は米国が協議を主導しているのかということだ。米国は後方で座視し、提案は韓国と他の国々がしている。
現実は非常に深刻だ。今米国は危機に直面している。なぜ米国は真剣に交渉しないのか。米国は、(北朝鮮内部で)何が起きたのかを立証する絶対的な能力が必要であり、何かに進んで補償しなければならない。
權順澤 maypole@donga.com