Go to contents

「井の中から世界へ」主要大学が続々世界化戦略

「井の中から世界へ」主要大学が続々世界化戦略

Posted March. 03, 2004 23:09,   

한국어

▲「世界へ」と〓これまで「民族大学」の代表とされてきた高麗(コリョ)大学は、「グローバルKU(Korea University)」プロジェクトを打ち出し、「世界の高麗大学」へと生まれ変わるためにいち早く対応している。

高麗大学は今年の夏から国内外の他大学の学生が多く参加する「国際夏季大学」を開設する。米国のエール大学、スタンフォード大学、ミシガン大学など外国教授約30人、国内大学教授約30人と計60人余りの教授がネーティブ・ランゲージ(母語)で講義するプログラムで、国内大学としては最大規模。

また、米国、英国、豪州、中国、日本、カナダ、ドイツなどの大学と連携する「グローバル・キャンパス」計画も行っている。同計画によって、すでにカナダのUBC大学に100人と、全世界22大学に171人の学生を派遣している。さらに、今年1学期に豪州のグリフィス大学に100人をすでに送り込み、今年2学期からは米国のUCデイビス大学、中国人民大学にそれぞれ100人、英国ロンドン大学、日本早稲田大学などに各50人ずつ派遣することにすでに合意がなされている。よって、単一校としては史上最大の毎年920人の交換学生が海外に派遣されることになる。

ソウル大学は韓国文学を外国交流の媒介体としている。5月ごろ米ハーバード大学で「韓国文学専攻の学生のための国際交換プログラム」を開設し、国文学の修士・博士課程と米国の韓国文学専攻学生と一緒に討論する場を設けるなど、外国大学との学術交流を大幅拡大することにした。

これと同時に米名門大学との学術交流を持続的に拡大するなど、国際化の内実をはかるための努力を持続的に展開している。

西江(ソガン)大学は外国企業のインターンシップ・プログラムに学生を参加させる戦略を立てた。世界的なドイツ企業であるシーメンス、BMW、バイエルなどの6カ月インターン社員プログラムに理系の学生を参加させている。

学生は外国企業の現場で直接仕事を習い、単位も認められるうえに、毎月700〜1000ユーロ(約10万〜15万円)の賃金を受け取るため、大きな人気を集めている。

延世(ヨンセ)大学も家庭の事情で研修参加が困難な300人の学生のための短期研究プログラムを準備中である。休みを利用して外国大学の季節学校の科目を受講さえすれば単位を認め、授業料や滞在費用を援助する方針だ。

▲国内キャンパスのグローバル戦略〓浦項(ポハン)工科大学はキャンパス内のどこであれ、英語と国語の2カ国語を使用できる「国・英文混用キャンパス(Bilingual Campus)」を掲げている。現在、授業の30%以上が英語で進められ、毎年在学生の約20%を中短期海外研修プログラムに参加させている。

韓国外国語大学はソウルと竜仁(ヨンイン)キャンパスに最新の英語学習施設を備え、管理人を全てネーティブ・スピーカで採用するなど外国語専用の寄宿舎を開設する。全ての学生が少なくとも1年以上は同寄宿舎を利用するようにする方針。

梨花(イファ)女子大学は米国のルージャス大学と共同開設教科目を設け、両校の学生たちが一緒にリアルタイムで画像授業を受ける。また、「外国大学博覧会」を定期的に開き、世界42大学への進学をサポートする。

成均館(ソンギュングァン)大学は外国大学教授を交換教授の形で招聘し、国内の学生が受講できるようにする。授業課程は1学期だけで終わらず、2年(4学期)間継続され、最後の1学期は外国に直接行って授業を聞くようにする。

▲専門家の意見〓高級ブレーンの育成を目標とする大学の国際化は国家競争力にも影響を及ぼすため、政府レベルの援助が切実だと専門家は口を揃えている。

また、真の大学の国際化のためには国内学生の海外進出だけでなく、海外留学生の国内誘致も並行されるべきだと指摘している。

教育人的資源部の金応権(キム・ウングォン)国際教育協力課長は、「国際化戦略の究極的な目標は、高等教育の質を高めることにある」とし、「先進国のように特別な戦略がなくても学生が多く集まるように、順次教育環境を改善していくなど大学の内実を図ることが何よりも大切だ」と述べた。



吉鎭均 丁陽煥 leon@donga.com ray@donga.com