14日に行われたスペインの総選挙で、社会労働党(PSOE)が予想を覆して、政権党の国民党(PP)を抑えて、8年ぶりに再び左派が政権を握った。
同日に実施されたロシアの大統領選挙ではブラジミール・プーチン大統領が予想どおり、圧倒的な支持を得て、第4代のロシア大統領に再選された。
スペイン社会労働党が有効得票の43.01%を得て、下院350議席のうち、164議席を獲得した反面、勝利が確実とされた国民党は予想外に低調な37.4%で148議席に止まり惨敗を喫した。
選挙直前までの世論調査と一般的な予想とは裏腹に、野党が勝利を収めたのは選挙3日前に発生したマドリード列車爆弾テロに対して、国民がスペインのイラク戦争支持と関連があると信じていることを意味する。スペイン国民は、国民党政権がイラク戦争で米国を支援したのに対して反感を現わした。
しかし、社会労働党は過半数である176議席に及ばず、少数政党と連立政権を構成するものと予想される。
朴濟均 金起顯 phark@donga.com kimkihy@donga.com